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Google広告P-MAXでCVした検索語句を確認する方法

P-MAXは調整できる項目が限られ、利用可能なデータも少ないGoogleの自動最適化に頼る形となる広告メニューです。

しかし、そんなP-MAXにおいても分析が全く行えないわけではありません。今回、P-MAXのキャンペーンでどのキーワードがCV(コンバージョン)に繋がっているのか確認する手順をご紹介します。

P-MAXの検索語句を確認する方法

  1. 該当P-MAXキャンペーンを選択
  2. 分析情報
  3. 消費者スポットライト
  4. 検索語句に関する分析情報
  5. 詳細レポートを表示

過去7日間、過去28日間でデータを確認できる他、「カスタム」を利用することで任意の期間のデータを確認することが可能です。また「カスタム」を利用することで任意の期間で比較することも可能ですので、パフォーマンスに大きな変化があった場合にその要因を知ることができるかもしれません。

 

P-MAX「検索カテゴリ」の注意点

P-MAXの「検索語句に関する分析情報」は、厳密には「検索語句」ではなく「検索カテゴリ」のため注意が必要です。

「検索カテゴリ」は類似の検索語句はグループ化されたものです。
例えばユーザーが「白 ウェディングドレス」と「レース ウェディングドレス」を検索した場合、これらの検索語句は「ウェディングドレス」のカテゴリ内の「白」と「レース」のサブカテゴリに分類される可能性があります。

また、全ての検索語句が「検索カテゴリ」に分類されるわけではないという点も注意が必要です。費用が少ない検索語句や、特定できる検索カテゴリがない場合は「他の検索語句」にグループ分類されます。

以上、「検索語句に関する分析情報」にはこれら注意点がありますが、筆者が見えている範囲では「検索カテゴリ」で検索数の少ないニッチなキーワードを確認することも多々あります。また「その他の検索語句」に割り振られる割合は数%程度ということがほとんどですので、均されてはいるものの、ある程度信頼に値するデータであると考えております。

 

P-MAXの検索語句の結果を活かす方法

コンバージョンの多いキーワードは、検索キャンペーンで完全一致、もしくはフレーズ一致で登録し、該当キーワードでのコンバージョン数最大化を目指しましょう。

ユーザーの検索語句が、検索キャンペーンの登録キーワードと同一の場合、P-MAX よりも検索キャンペーンが優先されて配信されます。

ユーザーの検索語句が、アカウントで指定したマッチタイプの検索キーワードと同一の場合は、P-MAX よりも検索キャンペーンが優先されます。
引用元:P-MAX キャンペーンについて

コンバージョンの多いキーワードは、汎用性が高い広告文を配信するのではなく、そのキーワードに合った広告文を作成することでコンバージョンを伸ばせる可能性が高いです。また、コンバージョンキーワードを個別で管理することで、該当キーワードの検索広告のインプレッションシェアを確認できたり、どの程度コンバージョンを伸ばせる余地があるのか、競合が参入してきた等の細かい情報を確認することができますので、今後の戦術を検討する上で有用です。

コンバージョンキーワードを登録せず、引き続きP-MAXで配信することも可能ですが、上記の理由から検索キャンペーンで完全一致、もしくはフレーズ一致での登録することがおすすめです。

 

まとめ

P-MAX自体を改善する方法は限られていますが、P-MAXで得られた知見を他の広告に活かすことは可能です。P-MAXは検索カテゴリ以外にも配信先のプレースメントもある程度確認できますので、もし宜しければこちらもご覧ください。

Google広告P-MAXの配信先サイト(プレースメント)確認方法

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