アセンブリの合致 その1~その3で合致について紹介しました。
今回は部品の挿入/合致についてのメモ (小ネタというか基本のワザですね、、、)
2018の記事もどうぞ
まずはアセンブリに部品を挿入する際のアプローチをいくつか紹介。
1.別ウィンドウから部品をドラッグ&ドロップ
・別ウィンドウから合致させたいエンティティ間をドラッグ&ドロップ
(カーソルにアイコンが表示されるのでチェック!)
これだけで合致が3つ「同心円」「同心円」「一致」が追加されています。ベンリー
SolidWorksが「どういう合致がいいかな~」とやってくれるのでいろいろ試してみよう
2.部品を挿入してから部品をドラッグ&ドロップ
・部品を挿入後に、合致させたいエンティティ間を[Alt]を押しながらドラッグ&ドロップ
上記1の部品挿入後ver.です。
3.スマート合致
構成部品/スマート合致をポチッとしてから、、、
部品の合致させたいエンティティをダブルクリック。
相手側のエンティティをクリック。
ちょっと話が変わりますが部品をアセンブリ上に適当に配置してそのまま合致を追加していって、、、
「向きが違う、、、整列をポチッ、、、寸法が反転、、、だと!?」←僕だけだったらどうしよう
こんな時は構成部品移動やトライアド移動で向きや場所をある程度決めてから合致にいくと便利です。
・構成部品を右クリック「トライアド移動」でガイドの矢印達が出てくれるのでお好きなように
次はよく使う部品の挿入時のアプローチやパターンなど。
1.合致参照
・まずは部品側でメニューの「挿入/参照ジオメトリ/合致参照」 か 参照ジオメトリアイコン/合致参照をクリック。
アセンブリする際に使用する部品側の合致を先に作ってしまいます。
↑相手側の穴の円を合わせるのでボルトの根本の円を選択しています↑
例は参照が一つですがいろいろとできますのでアレコレやってみましょう
2.合致と一緒にコピー
・複数アセンブリしたい部品を一つ挿入後に合致を追加します。
↑ボルトの円筒とボルト穴を「同心円」、座面同士を「一致」としています↑
部品を右クリック「合致と一緒にコピー」をポチッ。
座面同士の合致は共通なので[繰り返し]にチェック。
同心円合致の新しい参照先(アセンブリ側)をクリックすると部品が追加されます。
実行してから必要数繰り返しましょう
3.パターン駆動構成部品パターン
・パターンを使用しているフィーチャーを参照している場合はそのまま構成部品パターンで使用できます。
「構成部品パターン/パターン駆動構成部品パターン」をポチッ。
パターン化する部品と参照先パターンのフィーチャーや構成部品を選ぶだけ
上記の例ではボルトだけですが、ボルトに加えて座金やばね座金をセットで使用するときなどはトップアセンブリに一つ一つ挿入&合致させるとトップアセンブリの合致が増えて再構築の際に計算量が増えてしまいます。
ボルト+座金+ばね座金などのサブアセンブリを作成してアセンブリしていくとトップアセンブリの合致も少なくなりますし、サブアセンブリ内の部品/合致はリジット(フレキシブルにしていない場合)として認識されトップアセンブリでの計算がスキップされ計算量も少なくて済みます。
共通部品は必要なサブアセンブリを作成してコンフィギュレーションでパターンを増やしてあげると便利です
加えてアセンブリの再構築の際にパターンを使用していると計算が少なく優秀です。
基本的なことばかりですがちょっとしたことで作業量が減りますのでアレコレやってみましょう
最後だけなんとか小ネタっぽくなったかな
では