漫画の名言 「残す言葉はあるか!!!」 「本望」 (「ワンピース」(尾田栄一郎著)56巻より)
「ワンピース」56巻より。
海底監獄インペルダウンからの脱獄を図るルフィたちのために、ボン・クレーは自ら犠牲となり、監獄署長のマゼランに変装して「正義の門」を開きます。
そして冒頭のコマは、署長マゼランに正体がバレて詰め寄られた時の言葉です。
マゼラン 「残す言葉はあるか!!!」
ボン・クレー 「本望」
「北斗の拳」の「わが生涯に一片の悔いなし」もそうですが、自分の決断・行動について、(最終的にうまくいかなくても)これだけのセリフを言えるだけの思い・根拠を持ちたいと思います。
また、洋画のかっこいいセリフのようだとも感じました。
さすがに映画ファンの尾田栄一郎さんです。
次のセリフも良いです。
ジンベイ 「お前さん その後・・・ どうするつもりじゃ・・・!!」
ボン・クレー 「それ聞くの ヤボじゃナイ?」
もちろん、セリフだけでなく、前後のストーリー展開もすばらしいです。
「ワンピース」第56巻は、頂上戦争のイントロともいうべき海底監獄インペルダウンからのルフィたちの脱獄を中心に描いています。
それに加えて、海軍本部(マリンフォード)でのエースの処刑準備と白髭海賊団への備え、七武海黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)の不審な行動、エースの出自、そして各話のトビラ絵では各地に散った麦わらの一味たちの消息など織り交ぜ、尾田さんの筆も冴えわたります。
そして、巻末では、いよいよ、世界最強の男:海賊白ひげ(エドワード・ニューゲート)が登場し、ストーリーはクライマックスへ向かいます。
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