【韓国映画】甘酸っぱい ネタバレ感想 | ROUTE8787 サンサクキロク

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甘酸っぱい

2021年 韓国 ☆☆☆

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あらすじ 

恋人同士のチャンヒョク(チャン・ギヨン)とダウン(チェ・スビン)は幸せな生活を送っていました。しかしソウルの大企業へ派遣されることになったチャンヒョクは、ハードな仕事とダウンが住むインチョンとの往復で疲労困憊に。非正規雇用で看護師として過酷な仕事をこなすダウンとの間に、次第に溝ができていきます。そんな二人の間にチャンヒョクの同僚・ボヨン(クリスタル)の存在が影を落とします。

 

キャスト 

 

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チャンヒョク役 

我らが、チャン・ギヨン様ちゅー ラブです!

正統派青年代表のような役が多いんですが、

今回は、少し情けないコミカルな役柄ですね。

 

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ダウン役

チェ・スビン様 可愛いですよね。

「輝く星のターミナル」の彼女ですね。

 

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ビヨン役

クリスタルさんですね~。

イメージと違って、今回は、ちょっと汚れ役(笑)

 

感想(ネタバレ) 

これは、、うーーーーん。。

私、観てしまってたんですよね。

日本版「イニシエーションラブ」の方をね。

なので、すっごく------損してるような気がして。

 

ちなみに、日本版イニシエーションラブ のレビューを遠い昔にUPしてたけど、

 

まぁ・・・これ、誰が書いたの??ってくらい、

辛辣・…辛口レビューに、自分でも、引いたわ!ポーン 

昔の私は、尖ってたのかしら・・・

何を、そんなに怒っていたのでしょう、私はチーン

 

まぁ、とにかく、イニシエーションラブは面白いとは思わなかったみたい。

なら、全部忘却してれば良かったのに、

この作品の見所のカラクリは結構鮮明に覚えていて、

勿体ない事したなぁぁぁぁ・・・・と。

 

チャン・ギヨン様びいきでは、断じてないけれど、

この「甘酸っぱい」という作品を、何の情報もなく、観た時、

その面白さは、今の評価以上だったと思う。

 

からくり以前に、遠距離恋愛から心が離れていく過程。

近くの第3者に心が揺れ動く心理が、

納得いくものとして描かれているワケです。

 

ここが「イニシエーションラブ」と違うところかも知れないけど、

「イニシエーションラブ」は、すべてが、漫画のような感じなんだよね。

この映画の全ては、最後のからくりであって、その過程は、

その最後の種明かしのためだけの、飾りのような感じ。

 でも、こちらの「甘酸っぱい」は、三角関係という人間模様の末の、

女性のしたたかさや、男性の能天気さを表現するために、

最後の展開があるのだと思うわけです。

 

特に、あれほど仲良しだった2人が、

遠距離恋愛となり、互いに少しづつ無理をして、

破局へと向かう過程は、

とても、リアルで、面白かった。

 

 男性も女性も「イニシエーションラブ」と比べて、より、リアルなんだよね。

とんだもないクズでもなく、とんでもなく、したたかで小悪魔的でもない。

 より、日常に寄せたキャラクターとなっているのが、日本版との最大の違いじゃないかな・・・

 

これが、最後の展開にどう影響したのかは、、正直、ネタを知ってしまっている私には、

判断つきかねるところ。

 この日常さに付加された最後のどんでん返しが、

視聴者にどんな感情を与えたのか。

 

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ああ、ほんと、何も知らず、この作品を観ていたら。

最後の種明かしを、どう評価したかなぁ。

 

いずれにせよ、いつまでも彼女の心は自分に残っていると思う男のピュアさと、

切り捨ては早い女のしたたさかさを浮き彫りにする、

皮肉な最後になっただろうな。

 

チャン・ギヨン様はいつもと違う、少しクズな感じの男性を演じてて、

表情も豊かで、普通の人っぽくて、これはこれで、良きちゅー

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チェ・スビンさんは、可愛いし、

太っちょの彼に甘えるのも、可愛かった。

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 ただ、したたかさが、もう少し出てたら、良かったかな・・・と思いますね~。

 

チャン。ギヨン様も、そこまでクズではなく、

スビンちゃんも、そこまで、したたかでない・・・・

 

・・・という所が、この作品のリアルさであり、

最後の結末へ衝撃の、足かせになっているようにも、感じるわけですね・・・

(どっちやねん!!!・・・という声が聞こえてきそうですが)

 

ともあれ、最後の結末を別にしたとしても、

そこそこ、面白かったです。