実は日本に来るまで、みんなの指は同じだと思っていました。
私の指と違うタイプの指を考えたことがありません。
日本に来て、ビブラートのレッスンのおかげで、違うタイプの存在がだんだん分かりました。
簡単に下記の絵を描きました。絵を描く才能がないのを無視してください。

①は私の指のタイプで、指先の肉が厚いタイプです。実物の写真をご覧ください。

②は私の指と違うタイプで、指先の肉が薄いタイプです。
私の生徒さんのほとんどがこのタイプです。読者の皆さんもご自身の指を確認してください。
 
なぜ日本に来るまでタイプ②を知らなかったのでしょうか。
まず、私の同級生と二胡の仲間達はほとんどがプロなので、多分タイプ①じゃなければプロになれない?
次に、中国人はビブラートが上手にできなければ完全に自分の努力不足と思い、黙ってひとりで頑張ります。
日本人の場合はその理由を分析して、他の二胡仲間と理由をシェアし、解決を一緒に探したいと思っています。
だから、私は中国でタイプ②を知りませんでした。私の知っている方はタイプ②であっても、他人に言わないと思います。
 
タイプ①はタイプ②よりいいですか。
はい!タイプ②の場合、爪が弦に触れやすいので、弦に触れたら音色があまり良くないです。
更に弦に触れないため、ビブラートの時の指の動きの幅が小さくなります。表現力も単一になります。
 
どうすればいいですか。
方法は二つがあります。運命を変えることと、現実を受け入れることです。
 
運命を変えるのは、爪を毎日ギリギリまで切って、だんだん指先の肉が厚くなる方法です。
私の知っている一人はヴァイオリン愛好者で、タイプ②です。七年間かけて毎日ギリギリまで爪を切って、指先の肉が厚くなりました!
デメリットは最初が痛いです。いわゆる深爪!
私の指を見たら分かると思いますが、全然爪が見えませんが、痛みも感じません。慣れたら逆に気持ちいいです。(笑)
 
現実を受け入れるのは、指のタイプを変えずに、手の構え方を調整します。
タイプ①の場合、人差し指のラインと千金は並行しますが、タイプ②の場合は、並行ではなく、手を少し上に向いて構えたほうが爪が弦に触れにくくなります。
デメリットは、弦を押さえる時に力を入れにくくて、ビブラートの表現力も単一になります。

読者のタイプ②のあなたは、運命を変えますか?現実を受け入れますか?
もしも私がタイプ②だったなら、私はドラえもんのポケットが欲しいです。(笑)
 
............................中国語タイム............................
①手指类型:shǒu zhǐ lèi xíng,指のタイプ。
②指尖:zhǐ jiān,指先。
③肉厚:ròu hòu,肉が厚い。
④肉薄:ròu báo,肉が薄い。
⑤揉弦:róu xián,ビブラート。
⑥改变命运:gǎi biàn mìng yùn,運命を変える。
⑦接受现实:jiē shòu xiàn shí,現実を受け入れる。