vol.53

 

 

札幌市中央区大通にある

カウンセリングオフィスプログレスの

向裕加(むかいゆか)です。

 

 

 

先日、高校の同窓会の

とある会合に出席したとき

 

 

私が先月体調を壊していたのを

ご存知だった数名の先輩たちから

 

 

「大丈夫???

 

 

と訊かれました。

 

 

 

体調は回復してきてはいるものの

万全の状態ではなかったので

 

 

「とりあえず、回復してきました。

 まだ状態は万全ではありませんが

 おかげさまで、大分よくなりました!」

 

 

と正直に答えました。

 

 

 

こんな風に

日常生活の中で

 

 

「大丈夫ですか?」

 

 

と訊かれることは

あると思うのですが

 

 

そんなときは

何と答えていますか!?

 

 

 

ひょっとして

間髪いれずに

 

 

 

このイラスト上矢印のように

 

 

「大丈夫です!」

 

 

と答えたりしてませんか?

 

 

 

このイラスト

 

 

なかなか的確な描写をしていると

個人的に感心しています。

 

 

何が、どう的確か?

 

 

というと

 

 

「大丈夫ですか?」

と訊く人は

 

 

その相手が

大丈夫そうじゃないから

そう声をかけているんですよね。

 

 

重たい石の下敷きになっていて

大丈夫なわけがない!!!

 

 

なのに

引きつった笑顔滝汗をつくっていたり

グッド!というジェスチャーをしたり

 

 

無理しているのが

バレバレです!

 

 

 

ツライときに

ちゃんと「ツライ」と言えるのは

 

 

自らをメンタル不調に

追い込まないための

 

 

必要不可欠なスキル!

 

 

 

…ですが

 

 

特に

 

 

「男は泣くな!」

「ツライことから逃げるな!」

 

 

などと言われて育てられた男性は

(これは時代背景的な

 影響がありますが…)

 

 

「弱みを見せられない」

傾向があります。

 

 

 

でも

「ツライ」と声を上げることで

 

 

必要な助けを

与えてもらえることが

可能になりますし

 

 

「続ける必要のないことを

 無理してまで続けない!」

と決断をすることは

 

 

逃げではなく

 

 

勇気ある戦略的撤退!!

 

 

 

とは言え

 

 

自分にとって

利害関係のある人に

その「ツライ」と言うことは

 

 

「自分の弱さを

 認めたことになる」

 

 

という防衛心が働いて

相談しにくいかもしれません。

 

 

 

そんなときに

全く利害関係のない

第3者のカウンセラーに

 

 

相談してみることを

選択肢のひとつとして

考えてみてもイイと思いますOK

 

 

感情を抑えこんでしまうのは

百害あって一利なし。

 

 

感情や弱さを適度に吐き出して

上手にメンタル不調を

予防をしたいものです。

 

 

 

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カウンセリングオフィス プログレス

公認心理師/臨床心理士 

向 裕加(むかい ゆか)

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