2023.10.01

女子日本代表がアジア大会3連勝…グループステージ首位で決勝T進出

ゲームハイの26得点をあげた平下愛佳 [写真]=小永吉陽子
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 10月1日、中国で「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」バスケットボール女子のグループステージ最終戦が行われ、日本代表(FIBAランキング9位)は96-59でフィリピン代表(同37位)に勝利。3勝0敗のグループB首位で決勝トーナメント進出を決めた。

 恩塚亨ヘッドコーチ率いる日本は、宮崎早織、星杏璃(ともにENEOSサンフラワーズ)、林咲希(富士通レッドウェーブ)、赤穂ひまわり、髙田真希(ともにデンソーアイリス)をスターティングファイブに起用。

 第1クォーターは星の3ポイントで先手を取り、11-0のランでスタートダッシュに成功すると、その後も林、髙田、本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)、平下愛佳(トヨタ自動車アンテロープス)が次々に長距離砲を沈めリード拡大。最初の10分だけで35-14の大量リードを奪った。

 第2クォーターはフィリピンのゾーンディフェンスを前に内外ともにシュートの確率を落としたが、要所で速攻を繰り出し15-12のスコア。最後はタイムアウト明けのセットプレーで50得点に乗せ、前半を24点リードで折り返した。

 ハーフタイム明けの第3クォーターも3ポイントは1/10本と振るわず我慢の展開となったものの、粘り強いディフェンスで16-13と反撃は許さず。最終第4クォーターは一転して、序盤に3ポイントを立て続けを沈め、30-20とリードを拡大。最後は37点差をつける96-59で試合を締めくくった。

 日本はベンチスタートから4本の3ポイント(33.3パーセント)を決めた平下がゲームハイの26得点。林が18分49秒の出場で17得点、チーム最長24分50秒に出場した赤穂が12得点9リバウンド、星が21分42秒の出場で10得点をマーク。司令塔の宮崎はチーム最多8アシスト4スティール、5得点を挙げた。

 チームスタッツでは、フィールドゴール成功率44パーセント(36/81本)、3ポイント成功率31パーセント(14/45本)で、リバウンド数はフィリピンを10本上回る48本。相手のターンオーバーから34点を挙げ、ベンチポイント49点をマークした。

 3連勝した日本の次戦は、あす2日に行われる準々決勝。決勝トーナメントの組み合わせは1日のグループステージ全試合終了後に決まる。

■「第19回アジア競技大会(2022/杭州)」グループステージ
日本 96-59 フィリピン
JPN|35|15|16|30|=96
PHI|14|12|13|20|=59

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