Life in America ~JAPAN編

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紅葉を観に行く、アポなし中西部の旅(その1)

2015-11-06 20:44:26 | 旅行
ここ数年、ふたりで旅に出たことがない。
私は仕事であちこちに出かけているものの、Pちゃんはしばらく家から離れていないことがずっと気になっていた。

そこで、この秋はふたりで、いや、GOROも一緒に旅に出ると決めていた。
この時期の中西部は紅葉が素晴らしいのだ。美しい景色を眺めながらアメリカの広大な大地を走り、ちっぽけな人間の存在に気づき、まだ見ぬアメリカの歴史を学び思いをはせてみようじゃないか・・・そんな行き当たりばったりの旅。

紅葉マップとにらめっこしつつ、旅に出たのは10月の13日。
まずイリノイを西へ西へと向かった。

★第1日目のルート


イリノイをシカゴ西へ、アイオワ州との境にある街ガリーナをまず目指す。
40分も走ると、そこは一面コーン畑が広がるど田舎の景色が広がる。この時期にしてはポカポカ陽気、絶好のドライブ日和だ。


GOROは後ろで爆睡

2時間あまりで、ガリーナにほど近い街の高台に到着。遠くアイオワとウィスコンシンを眺める。


 
ガリーナに到着。ここには第18代大統領グラント将軍が住んだ家がある。
南北戦争では北軍を率いて大勝利を収めたグラント将軍に、街が寄贈した。しかし彼はその後すぐに州都スプリングフィールドに移ったためここに住んだ時間は短かった。

・ユリシーズ・グラントの家
500 Bouthillier Street
水曜~日曜:9:00 a.m. ~ 4:45p.m. (ラストツアー開始:4:45 pm. )
休館日:月・火曜日, 大人$5、子供 $3
www.granthome.com



坂を下ると、そこは「アメリカで最も素敵な小さな町」にも選ばれたガリーナ。

到着が夕方近くだったこともあって観光客の姿もまばらだったが、それがかえって犬連れの私たちには都合よかった。
個性豊かなお店に入って面白そうな雑貨を物色している間、PちゃんはGOROを連れてかわいい街並みをぶらぶらお散歩。
観光客の人たちから「かわいい犬ね。なんていう種類なの?」などと声をかけられ、そこから会話がはずんでいた様子。



ガリーナの、まるで小さなヨーロッパの街を思わせる佇まいにPちゃんはすっかり魅せられたようで、もっと歩きたいからといって珍しく離れようとしない。
坂道を登って古い居住区を散策しながら、「あー、ここに住んでしまいたいくらい」とまで言う。
私が以前この町を取材で訪れたとき、Pちゃんが絶対気に入りそうだと思っていたがその通りだったようだ。
自然のなかに包まれている、余分なものから解き放たれたようなこの感覚。久しぶりかもしれない。

 



陽も沈んで、今回の旅で初めてミシシッピ川を渡る。
川の向こう側はアイオワ州だ。


さて、今回の旅の一番のチャレンジはGOROを連れてきたこと。
ドライブはいいにしても、食事のときはどうしよう、町歩きは大丈夫か・・・といろいろ心配はしていたけれど、あまり考えすぎていたらどこへも行けないのでどうにかなるさ、と出かけてみた。
1日目は大移動をせず、アイオワに入ったすぐの街ダビュークで宿泊する計画を立てペットOKのホテル予約をとっていた。
さすがペット大国のアメリカ、ペット可のホテルが思った以上に多かったのでこの問題は難なくスルー。

チェックイン後、食事に出かける間は部屋でお留守番。このときばかりは泣きそうな顔をしていてかわいそうだったけど・・


晩御飯は飛び込みで入ったカジュアルイタリアンレストラン。
厳選したオーガニック素材を使ったThinクラフトピザが最高においしかった。


なぜか、檻に囲まれたの部屋もあった・・・

ホテルに戻るとGOROはほっとした顔で飛びついてきた。ご飯も食べていなかったようだ。
長旅の疲れと知らない部屋が不安だったのか、私のそばから離れず一晩中べったり引っ付いて寝ていた。せっかくベッド持ってきたのに・・



・・・続く
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