内容紹介

上場廃止、454億円の巨額借入…
鹿児島の地場スーパーを再建した二代目社長の妻が語るリーダー論

専業主婦から経営者として成長し、会社を立て直し、再建に必要だった巨額の借入金も返済した、鹿児島にあるスーパーの二代目社長の妻。息子も経営者として育て上げ、次に駒を進める準備は整った。今や、経営者としての凄味が備わった彼女には、お嬢様育ちの素質、危機に瀕した会社での壮絶な経験があった。約10年間の会社建て直しの経験の後、彼女が思うのは、先行き不透明な日本の将来だ。中小企業の経営者が、覚悟を持って日本の経済を強くすれば、日本はなんとかなると、その思いが募った。その思いを伝えるために筆を執った異色のリーダー論。

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日立製作所 名誉会長 川村 隆氏推薦!

会社には不断の改革が要る
世の中はどんどん変化し続ける
前例踏襲の経営者や指示待ち社員の会社は追従できず沈んでくる
だから会社には、不断の改革が要る
改革者は、「覚悟」を決めた人でなければならない

崖っぷちの会社を10年で立て直した女性経営者が鹿児島にいる
年商約1100億円、従業員約4000人、スーパー店事業
主婦として3人の子女を育て上げつつ経営陣に加わり
経営大学院などリカレント教育で自身の人間力強化もやり
「覚悟」を決め、本格的な企業改革に乗り出し
6年間で経営陣と従業員の人材改革と経営改革を並列実行し
さらに現在まで後継者の本格育成を実行中

企業経営そして日本の再生のためには誰が働いてもよい
男でも女でも
若い人でも年寄りでも
日本人でも外国人でも
「覚悟」を決めた人であれば誰でもその役に就けるのだ

鹿児島の清川照美は、その中のまさに先導者の一人で、改革の果実を手中につかみ、さらに次へと進みつつある渦中の女性だ
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≪目次≫
■第1章 リーダーに求められること

・リーダーに必要なことは何なのか? 覚悟
・社員の意識改革はどのように進めるのか?
・トップはとんでもない夢を語る
・後継者問題をどうするのか?
・使命が見つかると奇跡が起こります
・成功者への近道
・意思決定はどうするのか?
・本気で改革を進めるのなら 即断 即決 即実行
・スピード経営はどうすればよいのか?
・なぜ60点でよいのか? パレートの法則
・「嫌われる勇気」大切ですが、それだけではダメです
・人を許すにはどうすればよいのか?
・経営者は死ぬまで勉強
・ロジカルシンキングを学んでも最後は直感
・健康管理はリーダーになるための条件

■第2章 まずは利益を出すためには

・利益を出していくにはどうするのか?
・どうしたら赤字を立て直せるか?
・お客様は誰なのか?
・戦略と戦術
・成長軌道に乗せるためにはどうすればよいのか?
・幸運な情報が入って来るためにはどうすればよいのか?
・会社は大衆の豊かさと幸せのために存在している
・会社を利益体質に変える提案書の作り方

■第3章 信頼できる部下をどうやって育てるのか?

・幹部社員はどうやって育てるのか?
・普通の人を優秀な部下に育てるにはどうしたらよいのか?
・人は期待されて成長する
・こんな仕事はやりたくないと思う部下に伝えること
・社員が「自ら育つ」をマネジメントする
・問題点を見つけて、計画した人に実行してもらう
・問題点の解決策の出し方

■第4章 逆境を乗り越えるために

・抵抗勢力 
・嫌いな人には鍛えてもらいありがとうございます
・自分で自分を褒める 
・苦しいときは小さくなり踏ん張る 波が来たら大きく乗る
・ビジネス人生で30歳代が肝
・鬱状態になったら、どうするのか?
・苦しくて苦しくて、どうしようもなくなったら八十八カ所巡り
・心を立て直す、最善策
・失敗をスキルに変える方法

■第5章 運を味方にする

・運は人が運んでくる
・ご縁をつくる方法
・自己愛で運は上がる
・時代の流れを読む
・自分なりのパワースポットをつくる
・断捨離をする
・やはり何をするにも掃除 整理 整頓
・仕事以外の仕事以外の好きなことにこだわる

第6章 人生とはなんなのか?

・最高の生き方は「敬天愛人」
・人生とは魂の修行
・死ぬときは何も持っていけない
・過去は変えられる

第7章 日本はこのままでよいのでしょうか?

・中小企業の皆様 目覚めましょう
・日本を世界を助けられるのは中小企業です
・1人でこれからのリーダーは信長、秀吉、家康を演じられれば最高
・なぜ戦後日本は奇跡的な成長をしたのか?

第8章 私、清川照美

・厳しい父から信用を学ぶ
・母の言葉。「仕送りのお金は自分を高めるために使いなさい」
・人生で一番の幸せは
・ほぼ母子家庭で子育てを頑張った
・私の夢 70歳になったらパリに住みたい
コラム 私の人格形成になった2冊の本