今季からプロ野球はリプレイ検証の「リクエスト」が導入され、規則部分では「二段モーション」の項目が反則投球から除外、申告敬遠制により投手が4球投げなくて済むようになった。そこで、ここではリプレイ検証は友寄正人審判長に二段モーションと申告敬遠制は井野修日本野球規則委員に、導入までの経緯などを聞いた。すっきりした頭で2018年シーズンを迎えられるはずだ。
写真=BBM

規則は時代により変化していくもの

　申告敬遠制に関しては、メジャーで昨季採用された。その中で、規則委員会はさまざまな野球人へ、申告敬遠に対し意見を求めた。プロを担当した井野修氏もさまざまな人たちに意見を聞いたという。その総合的な意見を持ち寄り10、11、12月のプロアマ審判部会で意見を出し合った。

　OBの面々は申告制の敬遠に対し反対の意見が多かった。しかし、現役の選手たちからは「採用するんですよね」という前向きな意見が多かったという。現役の選手たちの多くの意見が・・・