気圧について



気圧とは、地球を覆っている大気(=空気)の重さのことです。
気圧は、地面の近くでは1平方センチメートルの広さに対して、 約1キログラムのものをのせたときと、ほぼ同じ力です。
そして、 地表付近と上空とを比べると地表付近の気圧が一番大きく、 上空に行けば行くほど気圧は、小さくなります。
これは、上空に行くほど、空気が少なくなるためです。



高気圧と低気圧
地球上では、どこでも同じ気圧というわけではなくて、場所によって 気圧の高いところ(高気圧)と気圧の低いところ(低気圧)があります。
これは、平面で見た場合、同じ面積のところにある空気が、高気圧では たくさん密集している状態にあり、低気圧では少なくてゆったりして いる状態にあることを示しています。
このため、高気圧からは周りに 空気が吹き出し下降気流が発生し、低気圧には周りから空気が吹き込み 上昇気流が発生します。


気圧配置
天気図の中で 気圧の値が同じである場所を結んだ線が等圧線です。
等圧線を引くことによって、気圧の高い場所、低い場所がわかります。 このような気圧の高低のようすを気圧配置とよびます。
気圧配置には、特有の天気分布があります。その代表的なものが、「西高東低」と 呼ばれる冬に現れる代表的な気圧配置です。この気圧配置になると、 日本海側の地方では雨や雪、太平洋側の地方では晴れます。


・温帯低気圧
・移動性高気圧