小学4年生の算数【がい数】無料学習プリント

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学習の目的

世の中で表されている数にはあいまいなものが多いです。
【約】【およそ】【だいたい】などと表示してあります。
これには、大きな数を扱う時におおよその数を知ることで全体像の大枠を把握することが可能になります。
およその数のことをがい数と呼びます。
がい数の問題のとき、通常四捨五入をして答えを出していきます。

四捨五入とは、
指定された位の数字が4以下の場合、切り捨てて0にする。
指定された位の数字が5以上の場合、切り上げて指定された位の上の位にプラス1にする。(繰り上げる)
がい数の問題文は、読んでも分かりずらいものなので、しっかりとキーとなるポイントを押さえましょう。
【千の位四捨五入をしましょう】となると、千の位で四捨五入をして万の位に反映させる
【四捨五入をして千の位までのがい数で書きましょう】となると、百の位で四捨五入をして千の位に反映させる
までがごちゃごちゃになります。と書いてあれば、指定された位で四捨五入を行い、までと書いてあれば、指定された位の下の位で四捨五入をして指定された位に反映しましょう。

がい数の単元では【以上】【以下】【未満】という用語を使うが似ている言葉なので間違うことが多いので気を付けましょう。

【100以上】100を含み100よりも大きな数字(100、101,102,103…..)
【100以下】100を含み100よりも小さな数字(100、99,98,97…..)
【100未満】100を含まず、100よりも小さな数字(99,98,97…)
不等号で表すと、
100以上は 100≦
100以下は 100≧
100未満は 100>
100よりも大きい 100<
100よりも小さい 100>

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動画で解説

大人になると当たり前のように使う概数。
飲み会の予算は一人当たりだいたい3,000円ね。
週末のバーベキューは一人当たり2,500円あれば足りるよね。
今のボールは、100mくらい飛んだかな。
このように、およその数を多用しています。
それぐらい日常生活において、必要になってくる分野でもあるのです。
ただ周りを見回すと、使い方を間違っている大人が何人もいます。
言っている人も、聞いている人も概数を自覚していないので、何を間違えているのかさえ分かっていません。
いい大人になって間違えたまま生活していると単純に恥ずかしいので、子どもには今のうちからしっかりとマスターしておくことをおススメします。
このタイミングで親御さんも一緒に復習をしてもいいかもしれません。
知っておくことで得をするというか、損をしないので算数の勉強というよりは、社会勉強として覚えてみましょう。
概数をマスターすることで、グラフや表の問題を解くことにも精通します。
これは算数ではもちろんですが、社会科の授業で農作物の生産量や海産物の水揚げ量などの数字分析を行う時に概数の概念を使うことでより分析をしやすくなります。
何万トンであったり、何万キログラムという数字を見たときに、ある程度の位で四捨五入すれば、すっきりとした数字になるので、そこから比較をしたりすれば問題を解きやすくなるでしょう。
この単元は直接点数が取れるものではなく、受験でも問題として出てくることはほとんどありません。
でも、この考えを知らないと出来ない問題はたくさんの学校で出題されます。
知っておいても損はないと言いましたが、知っておかないと正確に問題が解けないかもしれません。
強く言ってしまいましたが、これは難しいことではないので、学校以外で一通り勉強しておけばある程度はマスターすることが出来ると思います。
四捨五入なんていうのは誰でも知っているので、それをどこでやるのかを問題文を読んで正確に分かれば大丈夫です。

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まんまるどりる