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赤ちゃんが笑う、新生児微笑とは?いつから見られる?【助産師監修】

妊娠

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2022/9/6

新生児の赤ちゃんが見せるほほえんだ表情は「新生児微笑」と呼ばれます。この記事では、新生児微笑とは何か、いつからいつまで見られるかを解説します。さらに、外的な刺激が要因の社会的微笑が始まる時期や、赤ちゃんが意思をもって笑うようになる時期についてもご紹介します。

微笑む赤ちゃん

赤ちゃんの表情はどれも可愛いものですね。なかでも笑顔は格別です。生まれたばかりの赤ちゃんが、眠りながらほほえんでいるのを見たことがある親御さんもいらっしゃることでしょう。その表情を見るととても愛情深い気持ちになります。
しかし、赤ちゃんは何に対して微笑んでいるのか不思議に思いませんか?そこで、この記事では、新生児の赤ちゃんが笑う「新生児微笑」という現象や、「社会的微笑」などについてご紹介します。それぞれの微笑が、いつ頃から見られるか、赤ちゃんの笑顔を引き出すポイントも併せてお伝えしますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者

助産師・看護師・保育士

河井恵美先生

25年以上、病院、行政、教育関係、海外での医療活動に従事。親御さんへのアドバイスを充実させるため保育士・公認心理師の資格を取り役立てている。現在は、エミリオット助産院を運営。

新生児微笑とは?いつからいつまで見られる?

「生まれたばかりの赤ちゃんがほほえむなんて本当かな?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。どのようなときに新生児微笑が見られるか、新生児微笑が見られる時期などについてお話します。

新生児微笑とは?

赤ちゃんが寝ているときやウトウトしているときに、目を閉じたまま、にっこりと笑うことがあります。これを新生児微笑(生理的微笑)といいます。

新生児微笑は、生後まもなくから現れるようになり、生後2か月頃になると見られなくなってきます。赤ちゃんがなぜ笑っているのか気になるかもしれません。しかし、この時期の赤ちゃんは、「面白いこと」や「喜び」に対して笑っているのではなく、反射的にほほえみが起きるのだとだといわれています。具体的には、「口角が横に引き上げられる」「口角とともに頬も上がる」ような表情です。

一般的に、新生児微笑はレム睡眠に関係するといわれています。レム睡眠は目がピクピクと動くRapid Eye Movement(急速眼球運動)があることから、レム睡眠(REM)と呼ばれています。レム睡眠は、夢を見る眠りでもあります。そのため、何か心地よい夢を見ているのではないかという見方もあるようです。

寝ている赤ちゃん

愛されるための本能

新生児微笑は、大人に愛されるための本能であるとも考えられています。赤ちゃんは、生きるために必要なすべてのことを大人に頼らなければなりません。親が赤ちゃんの笑顔を見てかわいいと思い、抱き上げたり、ほっぺを触ったりするなど、赤ちゃんへの愛情深い感情や行動が生まれます。赤ちゃんのほほえみは、こうして大人との関わりを生み出し、親しみのある人とのコミュニケーションを通しながら発達していくのです。

社会的微笑とは?いつから見られる?

生後2か月を過ぎると、反射的に起こる新生児微笑が現れなくなってきます。そして、人の顔や声などの外的な刺激に反応してほほえむ「社会的微笑」が見られるようになります。ここでは、社会的微笑とはどのようなほほえみなのか、赤ちゃんのほほえみの段階についても紹介します。

生後2か月頃から:社会的微笑が見られるようになる

新生児微笑は、赤ちゃんが楽しさを感じたり、笑顔になろうと意識したりしてほほえんでいるのではなく、反射的なほほえみです。
一方、社会的微笑とは外的な刺激によるもので、人の顔や声に反応するほほえみです。大人に愛されるためにほほえんでいるわけではなく、人形やその他のものを見てもほほえむ「普遍的微笑」であると言われています。そのため、知らない人や好きなおもちゃなど、ものに対してもほほえみが見られるようになります。具体的には、「口角が上がる」とともに、「口が開いている」「目の周りの筋肉が動いて頬も上がる」といった状態です。大人がほほえむような表情になってきます。

何かに反応を示す赤ちゃん

生後3〜4か月頃から:徐々に意志のあるほほえみになる

生後3〜4か月頃の赤ちゃんは、視覚や聴覚が発達してきます。この頃になると、人の顔や声を認識して反応し、ほほえむようになります。
赤ちゃんは顔の配置が好きですので、赤ちゃんに近づいて、顔をよく見せてあげると、「楽しい」や「嬉しい」などの心地よい感情がわき、ほほえみを引き出すことができますよ。

赤ちゃんが家族以外の人に、ほほえみを振りまくことが増えてくると、親御さんとしては少し複雑な気持ちかもしれません。しかし、赤ちゃんはママやパパの顔をいつも見ていて、声や触れる感覚、お世話をしてくれていることなどをわかっています。その積み重ねた記憶はしっかりと脳に刻まれており、生後半年以降に、人見知りが始まったときに顕著に現れます。

生後8か月前後から:身近で愛着がある人へのほほえみになる

生後8か月頃を過ぎると、これまで不特定の人の顔や声に反応していた赤ちゃんも、だんだんと身近で愛着がある人にほほえむようになっていきます。いつもお世話をしてくれる人や身近な兄弟などを理解し、あまり身近でない人にはほほえみを見せなくなっていくのです。

この行動が現れる時期は、人見知りを始める時期に合致しています。この人はいつも接している人かどうか、ということを見極めるようになり、相手によって、ほほえんだり泣いたり反応を変えるのです。しかし、赤ちゃんの成長や反応には個人差があるため、生後8か月で「誰にでも笑いかける」ことが悪いわけでありません。ほほえみや人見知りが顕著に現れない赤ちゃんもいるため、少し様子を見てください。

赤ちゃんがあまり笑わない場合も過度に心配しなくてOK

赤ちゃんがあまり笑わず、心配になる親御さんもいらっしゃるかもしれません。また、「他の表情もわからない」「目が合わない」など、どんどん不安が広がっていくこともあるでしょう。

しかし、赤ちゃんにも個人差があるため、新生児微笑があまり見られなくても心配しすぎないようにしましょう。親が見ていないときにほほえんでいることもあります。また一般的に、新生児のうちは表情がわかりにくく、目の焦点が合わないことが多いものです。

赤ちゃんが眠りかけや起きがけのときなどに新生児微笑が起こることがありますが、毎回必ず起こるわけではありません。新生児微笑のタイミングを逃すことも多く、いつでも頻繁に見ることができるということでもないのです。

また、社会的微笑も同様です。社会的微笑が始まる時期や赤ちゃんの反応には個人差があるものです。赤ちゃんがほほえむ姿をあまり見ないからといって、心配しすぎないようにしましょう。赤ちゃんとスキンシップやコミュニケーションをとってみて、どうしても不安な場合は小児科医に相談してくださいね。

赤ちゃんと遊ぶママ

赤ちゃんの笑顔を引き出すポイントは?

生後2か月頃からは、周りの人の声や表情への反応がより多く見られるようになります。大人が赤ちゃんに笑顔で接することで、赤ちゃんの笑顔を引き出せる可能性があります。また、赤ちゃんに話しかけたりリズミカルな声を聞かせたりすると、その声にも反応します。

スキンシップをとったり、一緒に遊んだりすることでも楽しいという感情をもって笑うようになります。例えば、手、足をリズムよくマッサージしたり、赤ちゃんがキックできるように手のひらで足の裏を押したりすると、赤ちゃんは足や手に触れられていることがわかり、活発に手足を動かすことがあります。それが面白く感じてほほえんでくれることもあるでしょう。その他、いないいないばあをしたり、うちわなどで赤ちゃんに風を当てたりすると、赤ちゃんのほほえみを見ることができるかもしれません。

赤ちゃんは笑っている相手の表情を真似することもできます。赤ちゃんにたくさん笑いかけたり、赤ちゃんの手に音が鳴るおもちゃや親の指を握らせて動かしたりすると喜んで笑顔になるでしょう。いろいろなものと触れ合う機会を作ることで、赤ちゃんの笑顔を引き出せる可能性があります。

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新生児微笑は生理的微笑とも呼ばれ、生後数日から2か月頃まで見られる反射的なほほえみです。その後、人の顔や声に反応するほほえみが見られるようになり、これを社会的微笑と呼んでいます。赤ちゃんのほほえみは、人の顔や声、スキンシップなどのかかわりを通じて出ることが多くコミュニケーションの土台となります。今しか見られない赤ちゃん特有のかわいいほほえみを楽しんでくださいね。

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