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足の臭いが改善しない時は病院へ行くべき?水虫のほか意外な病気が原因の可能性も

更新日:2022/09/26 公開日:2020/02/06 view数:78,026

足が臭いことに悩んでいる方は大勢います。足が臭いことを知られたくないという恐怖心から、会食、旅行といった楽しい機会を逃してしまうこともあります。

このようなことにならないためにも足が臭いということについて考えてみたいと思います。

目次
  1. 足のにおいがもたらす問題
  2. どうして、足は臭くなる?
  3. いくつかの工夫で改善可能
  4. 病院でも相談できる
  5. まとめ

足のにおいがもたらす問題

自分の足が臭いことに悩んでいる方は大勢います。

自分でなんらかの対策をしている方や、病院で治療を受けている方だけでなく、どうしていいかわからない、もしくは誰に相談したらいいかわからないでいる人まで含めると、かなりの数にのぼると考えられます。

また、「体質だから仕方がない」などと諦めている方や、自分の足が臭いことに気がついていない方もいます。

この問題は結構大問題であることが多いものです。

第一に、家族やパートナーとの関係が悪くなりますし、人前で靴を脱ぎたくない、足が臭いことを知られたくないという恐怖心から、会食、旅行といった本来あるはずの楽しい機会や、有意義な機会を逃してしまうこともあります。「

足が臭いせいで、みんなから嫌われるのではないか」と過剰に不安をいだくなど、精神的な不調のきっかけとなることも珍しくありません。

このようなことにならないためにも、「足が臭い」ということについて、さまざまな面から考えてみたいと思います。

どうして、足は臭くなる?

そもそも、人間の足はどうして臭くなるのでしょうか。また、足が臭くなりやすいのは、どんな人でしょうか。

汗と細菌がにおいのもと

人間の足が臭くなる原因は、多くの場合、細菌と汗です。

足から出た汗や、足からはがれ落ちた角質(皮膚の古くなったもの)を、細菌が分解することによって、においのもととなる物質が生まれます。

足は人間の体のなかでも汗をかきやすい部分です。そのうえ、靴や靴下で覆われている時間が長いため、汗で湿った状態が続くことになるのです。

汗そのものに、においはありません。しかし、もともと足に棲んでいて、汗などをエサにしている細菌(常在菌)に分解されると、強いにおいを発するようになるのです。

もちろん、足が臭くなる原因は、これだけではありません。

水虫(足白癬:あしはくせん)をはじめとする皮膚の病気が原因であることもあります。

また、糖尿病や肝臓の病気などの影響で、においが強くなっていることもあります。

このような場合は、病院で、原因となっている病気を治療してもらう必要があります。

年齢、性別は関係ありません

年齢や性別に関係なく、誰の足も臭くなることはあります。

より正確にいえば、年齢や性別、どんな生活をしているかによって、それぞれ違った足が臭くなる理由が考えられるのです。

例えば、男女を問わず、一日中外を歩き回るようなお仕事の方は、汗をかく量が増えることから、臭くなりやすいとされています。

また、子どもは代謝(たいしゃ:体の組織が新しいものと入れ替わるはたらき)が活発で、汗や角質など、細菌のエサとなるものが多くなりがちなため、一時的に足が強くにおうことがあります。

逆に、足をよく洗うのがおっくうになった高齢の方に、においが出ることも。

ですから、もし自分の足のにおいに気づいても、「誰にでもあることなんだ」と気を楽にしたうえで、前向きに対策を考えましょう。

いくつかの工夫で改善可能

足のにおいが気になったら、まずは自分でできる対策をいくつか試してみましょう。ちょっとしたことでも、大きく改善することがあります。

よく洗うのがすべてのキホン

足をよく洗うことは、すべての対策の基本です。お風呂に入るときはもちろん、外から帰ってきたときなど、できる限りこまめに足を洗う習慣をつけましょう。

足についた汗や角質、細菌など、においのもととなるものを洗い流してしまえば、臭くなりにくくなります。

足を洗うときには、液体のボディーソープよりも、従来からある固形の石鹸の方がおすすめです。

ボディーソープに多く含まれている保湿成分が、洗った後の足がしっかりと乾くのを妨げることがあるからです。

また、手を使って、やさしく洗いましょう。

ブラシなどでゴシゴシこすると、足の皮膚の表面に細かい傷がつき、そこに細菌が溜まりやすくなります。指と指の間や、爪の間も忘れずに洗ってください。

靴、靴下にも工夫してみよう

普段、足と接している靴や靴下にもひと工夫してみましょう。

ブーツやビジネスシューズなどの革靴は風通しが悪いため、臭くなりやすい傾向があります。

革靴よりもスニーカー、スニーカーよりもサンダルと、より風通しのよい履物を選んでください。

お仕事の都合などで難しければ、同じ靴を何日も続けて履かない(複数用意して交互に履く)、職場では靴を脱いでサンダルで過ごす、中敷きを吸水性のよいものと取り替えるといったことでも、改善が期待できます。

靴下についても、化学繊維でできたものではなく、綿や麻など、吸水性の高い素材のものを選ぶと、靴の内側をよりよい状態に保つことができます。

指の部分が2つ、もしくは5つに分かれたタイプの靴下も、におい対策に有効です。

市販の対策グッズにも注目!

市販の対策グッズを活用するのも一つの方法です。足を洗う専用の石鹸、足に塗るクリーム、靴の内側に吹きつけるスプレー、体のにおいをおさえるサプリメントなど、実に多くの種類が売られており、値段も100円から数万円とさまざまです。

気をつけなければならないのは、これらのグッズが表示されている通りの効果を発揮するとは限らないということです。

最初は過度な期待をせずに、本当に効果があるか、また自分と合っているかを見極めながら、少しずつ試してみるのがいいでしょう。

病院でも相談できる

あまり知られていませんが、足が臭いのは病院でも治療することができます。

「足が臭いくらいで病院へいくのは……」と気が引けてしまうかもしれません。

しかし、足が臭いことでおこりうるさまざまな悪影響を考えると、医療の力を借りることに遠慮はいりません。

ほかの病気が原因ではないことを確かめるためにも、医師に相談することには意味があるといえるでしょう。

ご自身の対策では思うように改善がみられないという方は、ぜひ受診を検討してください。

基本的に、診療科目は皮膚科となります。また、多くの場合、健康保険が適応されますので、費用の負担は比較的軽くすみます。

塗薬などで治療するケースも

病院では、足に塗って汗が出るのをおさえる塗り薬や、汗を出にくくする注射がよく使われます。

また、弱い電流を流した水に足をひたし、汗の出口を小さくすることで汗を出にくくする治療法(イオントフォレーシス)もあります。

もちろん、診察の結果、原因となる病気が見つかった場合は、その病気の治療を受けることになります。

まとめ

足が臭いというのは、決して小さな問題ではなく、放置していてよいものではありません。

その一方で、しっかりと自分にできる対策をしたり、治療を受けたりすれば、改善することが少なくないものでもあります。

デリケートな問題ですので、最初の一歩を踏み出すのは大変かもしれません。

足が臭いというだけで皮膚科の専門医を受診するのには抵抗があるようであれば、なにかのついでに、内科医など、かかりつけ医に相談してみるのもいいでしょう。

執筆・監修ドクター

中島 由美
中島 由美 医師 Crystal 医科歯科 Clinic International 内科院長 担当科目 内科/アレルギー科

経歴2002年 金沢医科大学医学部 卒業
2002年 金沢医科大学病院 小児科、内科勤務
2004年~2018年大阪、神戸、東京、福岡の病院、クリニックで内科、皮膚科勤務
2018年 クリスタル医科歯科クリニックインターナショナル内に医科開設

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