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【ヴェルサイユ観光】ヴェルサイユ宮殿観光ガイド|基本情報・アクセス・見どころ

イル・ド・フランス
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ヴェルサイユ宮殿は、太陽王と称されたルイ14世が築いた壮麗な宮殿です。

フランス屈指の人気観光名所で、パリ観光とセットでヴェルサイユ宮殿を訪れる方も多いのではないでしょうか。

フランスで初めて登録された世界遺産であり、華麗を極めた宮廷文化を垣間見ることができます。

この記事では、フランス栄光のシンボルであるヴェルサイユ宮殿と庭園について詳しく解説していきます。

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ヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)とは

ヴェルサイユ宮殿の歴史は、1624年にルイ13世がヴェルサイユに狩猟の館を建てたのが始まりです。

狩猟の館だった建物をルイ14世は、史上最大の豪華絢爛な宮殿に大改築するよう命じました。

そのきっかけとなったのが、大蔵卿ニコラ・フーケが建てたヴォ―・ル・ヴィコント城で、華麗を極めたこの城は、17世紀建築の傑作と謳われています。

王に敬意を表し開催された祝宴は、逆にルイ14世の反感を買ってしまい、祝宴の3週間後、フーケは公金横領の嫌疑で逮捕されてしまいます。

フーケの財産は没収され、終身刑を宣告されたフーケは、1680年に亡くなるまで17年間を牢獄で過ごしました。

ルイ14世は史上最大の豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿を建造するため、ヴォ―・ル・ヴィコント城の建設にあたった芸術家や技師たちを集め、莫大な費用と人力、長い年月をかけて絶対王政を象徴する宮殿を完成させたのです。


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ヴェルサイユ宮殿の基本情報

住所Place d’Armes, 78000 Versailles 地図
公式HPhttps://en.chateauversailles.fr/

営業時間

〈ハイシーズン〉
【宮殿】9:00-18:30(最終入場18:00)
【離宮】12:00-18:30(最終入場18:00)
【庭園】8:00-20:30(最終アクセス19:00)
【公園】7:00-20:30(最終アクセス19:45)
【馬車ギャラリー】土・日曜日のみ営業12:30-18:30(最終入場17:45)
【彫刻と鋳造のギャラリー】土・日曜日のみ営業12:30-18:30(最終入場17:45)

〈オフシーズン〉
【宮殿】9:00-17:30(最終入場17:00)
【離宮】12:00-17:30(最終入場17:00)
【庭園】8:00-18:00(最終アクセス17:30)
【公園】8:00-18:00(最終アクセス17:30)
【馬車ギャラリー】12:30-17:30(最終入場16:45)
【彫刻と鋳造のギャラリー】オフシーズンは休業

定休日

〈ハイシーズン〉
【宮殿】月曜日
【離宮】月曜日、5/1
【庭園】なし
【公園】なし
【馬車ギャラリー】月〜金曜日
【彫刻と鋳造のギャラリー】月〜金曜日

〈オフシーズン〉
【宮殿】月曜日、12/25
【離宮】月曜日、5/1、12/25
【庭園】なし
【公園】なし
【馬車ギャラリー】月〜金曜日、12/25
【彫刻と鋳造のギャラリー】オフシーズンは休業

料金

ヴェルサイユ宮殿のチケットは、さまざまな種類があります。

どのチケットを購入したら良いのか迷ってしまいますが、まずはどのエリアを見学したいのかを確認しましょう。

見学エリアは大きく分けて宮殿・離宮・庭園・公園の4つあります。

チケット料金はどのエリアを見学するかによって変わってきます。

またヴェルサイユ宮殿では、年間を通してさまざまなイベントが行われます。

イベントのある期間中は、料金に変更がありますのでご注意ください。

主なチケットの種類と料金は以下の通りです。

【1日パスポート(噴水ショー/庭園ミュージカルを含む)】
宮殿、離宮(トリアノンゾーン)、企画展、馬車ギャラリー、彫刻と鋳造のギャラリー、庭園、公園への入場可
オンライン予約28.50€/現地購入27€
18歳未満無料 ※庭園イベントは有料(料金は下記の庭園イベントに記載)
宮殿のオーディオガイド(日本語対応)5€

【1日パスポート(庭園イベントなし)】
宮殿、離宮(トリアノンゾーン)、企画展、馬車ギャラリー、彫刻と鋳造のギャラリー、庭園、公園への入場可
オンライン予約24€
18歳未満無料
宮殿のオーディオガイド(日本語対応)5€

【1日パスポート(噴水ショー/庭園ミュージカルを含む)+プチ・トランの往復】
宮殿、離宮(トリアノンゾーン)、企画展、馬車ギャラリー、彫刻と鋳造のギャラリー、庭園、公園への入場可
オンライン予約34.50€/現地購入33€
18歳未満無料 ※庭園イベントは有料(料金は下記の庭園イベントに記載)
宮殿のオーディオガイド(日本語対応)5€

【2日パスポート(噴水ショー/庭園ミュージカルを含む)+馬のショー】
宮殿、離宮(トリアノンゾーン)、企画展、馬車ギャラリー、彫刻と鋳造のギャラリー、庭園、公園への入場可
オンライン予約52€/現地購入53.50€
18歳未満無料 ※庭園イベント(料金は下記の庭園イベントに記載)および馬術アカデミーのスペクタクルは有料(学生(12〜18歳)22€/12歳未満16€)
宮殿のオーディオガイド(日本語対応)5€

【ヴェルサイユ宮殿のみ】
宮殿、企画展、馬車ギャラリー、彫刻と鋳造のギャラリー、庭園、公園への入場可
オンライン予約21€
18歳未満無料 ※庭園イベント期間中は、別途庭園への入場料がかかります(料金は下記の庭園イベントに記載)
宮殿のオーディオガイド(日本語対応)5€

【ヴェルサイユ宮殿+馬のショー】
宮殿、企画展、馬車ギャラリー、彫刻と鋳造のギャラリー、庭園(庭園イベント期間外)、公園、ヴェルサイユ馬術アカデミーのスペクタクルへの入場可
オンライン予約39.50€/現地購入38€
18歳未満無料 ※馬術アカデミーのスペクタクルは有料(学生(12〜18歳)22€/12歳未満16€)
宮殿のオーディオガイド(日本語対応)5€

【離宮(トリアノンゾーン)】
離宮(グラン・トリアノン、プチ・トリアノン、王妃の村里)、企画展、馬車ギャラリー、彫刻と鋳造のギャラリー、公園への入場可
大人12€
18歳未満無料

庭園イベント【噴水ショー】
〈2023年4月1日〜10月29日〉毎週土・日曜日
〈2023年5月2日〜6月27日〉毎週火曜日
〈2023年4月7日〜4月10日、5月8日、5月18日、5月29日、7月14日、8月15日〉
大人 オンライン予約10.50€/現地購入12€
子供(6〜17歳)オンライン予約9€/現地購入10.5€
6歳未満無料

庭園イベント【庭園ミュージカル】
〈2023年4月4日〜4月28日〉毎週火・水・木・金曜日
〈2023年5月3日〜6月30日〉毎週水・木・金曜日
〈2023年7月4日〜10月31日〉毎週火・水・木・金曜日
大人10€
子供(6〜17歳)9€
6歳未満無料

チケットの購入方法

ヴェルサイユ宮殿は、フランスの人気観光名所であるため大変混雑します。

チケットは当日でも購入することができますが、事前予約者が優先にされるため当日券の数に限りがあり空き枠がなければ入場することはできません

またヴェルサイユ宮殿は、事前に日時指定の入場予約(無料)をする必要があります。

そのため混雑が酷いときでも予約時間から30分以内に入場することができます。

日時指定の入場予約は、18歳未満の無料対象者を含めた全ての方が対象となりますのでご注意ください。

日時指定の入場予約が必要なのはヴェルサイユ宮殿のみで、その他の場所は必要ありません。

ヴェルサイユ宮殿の公式サイトで購入(英語・フランス語)
GetYourGuideでオンライン購入(日本語)
Tigetsでオンライン購入(日本語)
Klookでオンライン購入(日本語)
*パリミュージアムパスを購入
*現地で購入

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パリミュージアムパスは、パリ市内と近郊の観光スポット約60ヶ所で利用できる観光パスです。
ヴェルサイユ宮殿も対象施設の1つ。
パリミュージアムパスがあれば、係員に提示するだけで入場できます。
※パリミュージアムパスでヴェルサイユ宮殿に入場するためには、別途日時指定の入場予約(無料)が必要となります。

Powered by GetYourGuide

ヴェルサイユ宮殿への行き方

ヴェルサイユ宮殿は、RER(イル・ド・フランス地域圏急行)やTransilien(フランス国鉄SNCFのパリ近郊列車)、車でアクセスすることができます。

1番便利なのは、RERで行く方法です。


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RER(イル・ド・フランス地域圏急行)で行く場合

RER C線パリ市内の最寄り駅からVersailles Château Rive Gauche(ヴェルサイユ・シャトー・リヴ・ゴーシュ)駅下車
乗車時間約30分
ヴェルサイユ・シャトー・リヴ・ゴーシュ駅からヴェルサイユ宮殿まで徒歩約10分

Transilien(フランス国鉄SNCFのパリ近郊列車)で行く場合

Transilien N線 Montparnasse(モンパルナス)駅からVersailles Chantiers(ヴェルサイユ・シャンティエ)駅下車
乗車時間約20分
ヴェルサイユ・シャンティエ駅からヴェルサイユ宮殿まで徒歩約25分

Transilien L線 Saint Lazare(サン・ラザール)駅からVersailles Rive Droite(ヴェルサイユ・リヴ・ドロワ)駅下車
乗車時間約35分
ヴェルサイユ・リヴ・ドロワ駅からヴェルサイユ宮殿まで徒歩約20分

車(レンタカー)で行く場合

パリから車で行く場合、
A13号線に入り、D182 →D185の順に進む
所要時間約30分

フランスでレンタカーを利用するには、事前に国際免許証の取得が必要です。
日本出発前に準備しておきましょう!
レンタカーはフランスの窓口で直接レンタルするよりも、事前に日本で予約したほうが保険も組み込まれたお得なプランがあります。

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ヴェルサイユ宮殿の入場方法

ヴェルサイユ宮殿の正門から宮殿敷地内に入ると、まず簡単なセキュリティチェックがあります。

当日券を購入される方は、セキュリティチェック通過後にチケット販売窓口がありますので、そこでチケットを購入してください。

チケット保有者は、【A】と書かれた看板の案内に従って進みましょう。

入り口でチケットを提示し、セキュリティチェックを受けます。

インフォメーションがあるので、日本語の観光マップを忘れずに入手しましょう!

一度「王の中庭」に出て、正面にある入り口から入場し、宮殿の見学がスタートします♪

ヴェルサイユ宮殿の所要時間

ヴェルサイユ宮殿の所要時間は、すべてを見るには丸一日かかります。

宮殿だけに絞った場合、所要時間は1時間30分〜2時間程です。

離宮や庭園などを合わせて見学する場合、見学時間のほかに移動時間もかかります。

お時間に余裕をもって、見学されることをオススメします!

ヴェルサイユ宮殿の見どころ

太陽王ルイ14世によって建設されたヴェルサイユ宮殿は、フランス絶対王政を象徴する建造物です。

1682年からフランス革命でルイ16世が失脚する1789年まで王宮として使われていました。

ブルボン王朝の栄華をしのばせるヴェルサイユ宮殿と庭園は、1979年にユネスコの世界遺産に登録されています。

宮殿

ヴェルサイユはもともと王家の狩猟場で、ルイ13世によって建てられた狩猟小屋がありました。

ルイ14世の下で大蔵卿を務めたニコラ・フーケは、贅を極めたバロック様式のヴォ―・ル・ヴィコント城を建設しました。

ヴォ―・ル・ヴィコント城完成披露のため、王侯貴族を招いて豪華な大祝宴を催しました。

宮廷を勝るとも劣らない豪華な城に嫉妬し、フーケの勢力を恐れたルイ14世は、フーケを失脚させ、ヴェルサイユにヴォ―・ル・ヴィコント城よりも壮大で豪華な宮殿の建設を命じました。

宮殿の建築にはルイ・ル・ヴォー、室内装飾にはシャルル・ル・ブラン、グラン・カナル(大運河)とフランス式庭園の造園にはアンドレ・ル・ノートルが抜擢されました。

ルイ14世は完成を待たず、1682年にヴェルサイユ宮殿に居城を移しました。

宮殿は49年の歳月を費やして1711年に完成。

このヴェルサイユ宮殿の莫大な建築費用は財政難を招き、フランス革命の一因になったことは周知の通りです。

王室礼拝堂(La Chapelle royale)

王室礼拝堂は王家の祖先で守護聖人でもある聖ルイに捧げられた礼拝堂で、建築家ジュール・アルドゥアン・マンサールによって1698年から1710年にかけて建てられました。

三位一体をテーマにした天井画とロベール・クリコ作のパイプオルガンが目を引きます。

王室礼拝堂は上下2層で構成されており、上階は王族・宮廷要人の礼拝堂で、下階はそれ以外の信者を受け入れました。

1770年にルイ・オーギュスト(のちのルイ16世)とオーストリア大公マリア・テレジアの娘マリー・アントワネットの結婚式がここで行われました。

これにより長年対立していたフランスのブルボン家とオーストリアのハプスブルク家が姻戚関係を結んだのです。

ヘラクレスの間(Le Salon d’Hercule)

もとは礼拝堂でしたが、ヴェネツィア共和国からルイ14世に贈られたパオロ・ヴェロネーゼの巨大絵画《パリサイ人シモン家の宴》を飾るために改装されました。

フランソワ・ルモワンヌによって描かれた天井のフレスコ画《ヘラクレスの神格化》が広間の名前の由来になっています。

豊穣の間(Le Salon de l’Abondance)

金、ダイヤモンド、エメラルド、翡翠、真珠、中国や日本の磁器などルイ14世の貴重な所蔵品が置かれていた場所です。

その後、ルイ16世によって娯楽用の部屋として使われたため、「遊戯の間」とも呼ばれています。

ヴィーナスの間(Le Salon de Vénus)

ヴィーナスの間は、夜会で軽食をとる場所として使われていました。

大きなテーブルが置かれ、お菓子や果物、砂糖漬けの果物などが並べられました。

天井には広間の名前の由来となったルネ・アントワーヌ・ウアスの天井画《神々と強大国を帝国に従わせるヴィーナス》が描かれ、ジャン・ヴァラン作の《ローマ皇帝姿のルイ14世像》が飾られています。

ディアナの間(Le Salon de Diane)

ディアナの間は、すべて月の女神ディアナにまつわる装飾が施されています。

12神の1柱で、主に狩猟と貞淑を司る女神です。

ビリヤードの名手だったルイ14世は、夜になるとビリヤードルームとして使っていました。

マルスの間(Le Salon de Mars)

この広間は1682年まで「衛兵の間」でしたが、のちに音楽や舞踏、賭博などの会場として使われるようになりました。

天井には広間の名前の由来となったクロード・オードラン《狼の牽く戦車に乗るマルス》が描かれています。

メルクリウスの間(Le Salon de Mercure)

贅を尽くしたメルクリウスの間の天井には、名前の由来となったジャン・バティスト・シャンペーニュの《2羽のニワトリに引かれた戦車に乗るメルクリウス》が描かれています。

盛儀用の寝室として使われ、ルイ14世の孫であるアンジュー公は、スペイン王に即位するまでの3週間をここで過ごしました。

またルイ14世の死後、1715年9月2日から9月10日までの1週間、遺体はこの部屋に安置されました。

アポロンの間(Le Salon d’Apollon)

天井にシャルル・ド・ラフォスの《戦車に乗ったアポロン》が描かれたアポロンの間は、高さ2.6mの銀製の玉座が置かれていた「玉座の間」です。

イアサント・リゴーによって描かれた《ルイ14世の肖像》の複製画が飾られており、オリジナルはルーヴル美術館で見ることができます。

戦争の間(Le Salon de la Guerre)

オランダ戦争でのルイ14世の勝利と終戦時の「ナイメーヘンの和約」をテーマにした広間で、ローマ皇帝に扮した馬上のルイ14世が描かれた大きなメダイヨンが飾られています。

鏡の間(La Galerie des Glaces)

ヴェルサイユ宮殿最大の見どころである鏡の間は、1678年から1884年にかけて建設されました。

ジュール・アルドゥアン・マンサールが設計し、シャルル・ル・ブランが装飾を担当。

全長73m、幅10.5m、高さ12.3mの鏡の間には、当時非常に高価だった鏡が357枚も使われています。

鏡の間は、バロック建築の第一人者マンサールの建築と室内装飾家ル・ブランの装飾が一体化した総合芸術の傑作と言えるでしょう。

平和の間(Le Salon de la Paix)

ルイ14世の治世の終わり頃からこの広間は王妃の居殿の一部となり、「娯楽の間」として使用されました。

ルイ15世の王妃マリー・レクザンスカは、毎週日曜日に音楽演奏会を開催し、マリー・アントワネットもこの部屋で娯楽を楽しみました。

王の寝室(La Chambre du Roi)

金を基調とした王の寝室は、ちょうど宮殿の中央に位置します。

国王と王妃の共通の大広間でしたが、王妃マリー・テレーズが亡くなると、ルイ14世は1701年に「王の寝室」として定め、毎日起床と就寝の儀式が行われました。

1715年9月1日にこの部屋で息を引き取り、その後ルイ15世、ルイ16世の寝室となりました。

1789年10月5日、パリ市民がヴェルサイユに向かって行進を開始し、翌日未明に武装した市民の一部がヴェルサイユ宮殿に乱入し、暴徒と化しました。

押し寄せた群衆の要求に応えるため、ルイ16世とマリー・アントワネットはこの部屋のバルコニーから群衆の前に姿を現し、頭を下げました。

その日の午後、国王一家は民衆によってヴェルサイユからパリへ連行されていきました。

王妃の寝室(La Chambre de la Reine)

ルイ14世が王妃マリー・テレーズのために作った部屋で、その後ルイ15世の王妃マリー・レクザンスカ、1770年から1789年までルイ16世の王妃マリー・アントワネットの寝室でした。

王妃の私生活は起床から就寝まで公開され、公開出産もこの場所で行われました。

この部屋で19人の王子と王女が誕生しています。

王妃の寝室には隠し扉があり、1789 年 10 月 6 日に暴徒たちが宮殿内に侵入したとき、マリー・アントワネットはこの隠し扉を使って王の部屋まで逃げました。

貴人の間(Le Salon des Nobles)

王妃の寝室の隣にある貴人の間は、王妃の公式な接見や宮廷に新しく迎えられた夫人たちの紹介が行われた場所です。

マリー・アントワネットの時代に大改装が行われ、天井画だけを残し、家具を含めた全てが新調されました。

大膳式の間(L’antichambre du Grand Couvert)

王と王妃が皆の前で食事をとる儀式の行われた部屋で、このとき王族のみが着席を許されていました。

1764年1月1日、ルイ15世と王妃マリー・レクザンスカが幼少のモーツァルトと食事をしたのもこの部屋でした。

のちにこの部屋は、王妃に謁見することが叶った客人の控えの間となりました。

戴冠の間(La Salle du Sacre)

ジャック・ルイ・ダヴィッドによって描かれた《ナポレオン1世の戴冠式と皇妃ジョセフィーヌの戴冠》が飾られた部屋です。

この絵はジャック・ルイ・ダヴィッド本人による複製で、オリジナルはルーヴル美術館にあります。

戴冠式に出席しているナポレオン家の5人の女性のうち左から2番目の女性(ナポレオンの妹ポリーヌ)の衣装の色がオリジナルとは異なります。

お土産ショップ

ヴェルサイユ宮殿は、お土産ショップがとても充実しています。

マリー・アントワネットにちなんだ商品がたくさんあり、どれもヴェルサイユ宮殿オリジナルグッズ。

他では手に入りませんので要チェックです!

庭園

フランス式庭園の最高傑作と称されるヴェルサイユ宮殿の庭園を設計したのは、ヴォ―・ル・ヴィコント城の庭園やパリのチュイルリー公園を手がけた造園家アンドレ・ル・ノートルです。

フランス式庭園とは、17世紀から18世紀にかけてフランスで発達した庭園様式で、左右対称の幾何学的な構成を特徴とします。

美しく剪定された木々や花壇、噴水など造形的な美しさは、フランス国内のみならず、世界中の造園に大きな影響を与えました。

ルイ14世は庭園にも強いこだわりを持ち、その中でも特にこだわったのが噴水でした。

庭園内には55ヶ所に泉水がありますが、荒野だったヴェルサイユには水源がなく、大きな課題となりました。

しかし当時の職人たちの技術とノウハウにより、「マルリーの機械」と呼ばれる巨大揚水装置が設置され、10㎞離れたセーヌ川から水を引くことに成功しました。

ルイ14世は庭園を一般市民にも公開し、自然をも征服する王の偉大さを見せつけたのです。

ラトナの噴水(Le Bassin de Latone)

ルイ14世は太陽神アポロンを崇拝し、自らの象徴としていました。

アポロンとディアナの母ラトナは、ジュピターの愛人でした。

ジュピターの妻ユーノーによって国外に追放されたラトナは、逃亡先のデロス島でアポロンとディアナを出産します。

ラトナはリュキア(現在のトルコ南部)に到着し、喉の渇きを癒そうと沼に近づくと、村民がそれを阻みました。

ラトナの哀願にも耳を貸さず、阻止し続ける村民に怒りをあらわにしたラトナは、ジュピターに懇願し、村民を蛙に変えてしまいました。

ラトナの噴水は、こうしたラトナとリュキアの村民の逸話がもとになっています。

半人半獸の像は6人の村民の体が蛙に変身しているところで、その周りには24匹の蛙が配置されています。

アポロンの噴水(Le Bassin d’Apollon)

ルイ14世は「白鳥の池」と呼ばれていた池に、崇拝していた太陽神アポロンの彫像を飾った噴水を作らせました。

庭園にはたくさんの泉水があり、それぞれ神話にもとづく名前が付けられ、それにちなんだ彫像が飾られています。

ヴェルサイユ宮殿の広大な庭園では、4月から10月にかけて噴水ショーと庭園ミュージカルが開催されます。

庭園イベントは、別途料金がかかりますのでご注意ください。

ヴェルサイユに行くなら宿泊がおすすめ!

パリから日帰りでも行けるヴェルサイユですが、ヴェルサイユを心ゆくまで堪能するためには1日以上の滞在がおすすめです。

ヴェルサイユ宮殿から徒歩圏内のおすすめホテルを下記の記事でご紹介していますので、ヴェルサイユでご宿泊をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

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まとめ

ルイ14世は王権を強化するため、ヴェルサイユに宮殿を移し、「太陽王」の名にふさわしい宮殿を建てました。

フランス国内のみならず、世界中の建築や造園に大きな影響を与えたのは言うまでもありません。

フランス王朝の栄華を物語るヴェルサイユ宮殿と庭園は、パリから日帰りでも行けるので、ぜひこの機会に足を運んでみてくださいね!