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1月終盤に大変さが加速した“双子”の中学受験…入試当日に長男が言った、予想外の一言
2024.01.23

十人十色の教育考(3)後編

1月終盤に大変さが加速した“双子”の中学受験…入試当日に長男が言った、予想外の一言

検索エンジンで“イケメン双子”と入れると、必ず表示される有名な双子がいる。母・ayakoさんが発信していたSNSで幼稚園児の頃から注目され、子ども服や知育グッズのモデルを務めてきたふたりは現在、中学1年生。別々の難関私立中学に通っている。中学受験についてもインスタで投稿していたため、15万人近いフォロワーは、ふたりの受験勉強や合格報告もSNSを通してリアルタイムで見守っていた(@ayaya315)。

双子で受験を進める大変さなどをお伝えした前編に続き、後編ではいよいよ直前に迫った受験期に長男が泣きながら電話をかけてきたエピソードや、それぞれの合格発表を見守った当日の様子など、『大変さがさらに、加速した双子受験の本番直前』をお伝えする。

鳴かず飛ばずだった、次男の成績

周りの目を気にする性格で、成績が落ちないよう勉強をしていた長男に比べ、次男の成績は5年生になると伸び悩んでいるようだった。しかし、不安に思ったayakoさんが塾の面談で相談すると「次男くんですか!? 彼は大丈夫ですよ」と言われ続けていた。そしてそう塾の先生が言っていた通り6年生になってから次男は集中力の高さとコツコツ貯めてきた力でぐんぐんと成績を伸ばし、受験直前期にはもうふたりの成績は明らかに差が出たな、と感じるほどだったそう。

常にリビングで二人で勉強していたという。当時の様子。写真提供/ayakoさん

残念ながら次男は第一志望からは合格をもらえなかったが、現在は難関進学校に通っている。

「合格をいただけた学校は、次男が希望していた“家から近い”という条件にぴったり合う学校です。もともと我が家は惹かれた学校しか受けない、行く気のない学校は受験もしないという日程を組んでいたんです。親子で話し合いそう決めましたが、受験直前期は私が気持ちが追い込まれて、ひとり、それで良いのか正しいのか、本当に悩みに悩みました……。

ただ、惹かれた学校しか受けなかったからこそ、次男が合格をいただいた学校も家族で気に入っていた学校ですし、校風も彼に合っていると感じていました。そして今次男のLINEの待ち受け画像は学校です。縁のある学校に決まったんだなと思っています。たった数時間のテストで決まってしまう受験、双子だからこそ結果について“兄弟の片方だけがダメだった”では終わらせられない。それで終わらせてしまってはいけないというプレッシャーがずっと私にはありました」

中学受験の結果はどの家庭にとっても一大事だが、双子の受験はその重みがただ2倍になるだけではない、ふたりともが納得できる結果で終わらせたいという苦悩がつきまとう。ayakoさんは悩みながらも、そのプレッシャーから逃げず、必ずふたりともが納得する結果で中学受験を終わらせようと双子に伴走し続けた。

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