八重桜の種類図鑑|牡丹桜との違いや品種ごとの違いや香り、開花時期は?
2023/7/16
八重桜は春になると華やかな花を咲かせる植物ですね。お庭などに植えて楽しむイメージですが、実は盆栽などでも育てられることをご存じでしょうか?八重桜は大輪の花が咲くので、ほかの種類の桜よりもインパクトがあります。
今回はそんな華やかな八重桜の種類について、人気品種から希少種まで詳しくご紹介します。
八重桜はどんな花?
Photo by タッキーさん@GreenSnap
八重桜は日本に生息するバラ科の落葉高木です。4月になると見頃を迎え、全体的にボリューム感のある花姿がなんとも魅力的。八重桜はピンク色や白色の花を咲かせ、地植えや盆栽などで楽しめますよ。
八重桜の盆栽は初心者の方でも育てやすく、日当たりと風通しのよい環境を好みます。また、水を好む特徴があるので、定期的に水やりしましょう。八重桜の寿命は40~60年ほどのようですが、育てる環境によって変わるとのことです。
八重桜にはどんな種類がある?
八重桜はたくさんの種類があり、桜でも500品種以上あるとされています。八重桜の花色は種類によって違い、濃いピンク色や淡いピンク色、白色などがありますよ。また、春に見頃を迎えますが、種類によって4月上旬や下旬などさまざまなんです。
ここからは八重桜の種類について詳しく紹介します。種類によって特徴はさまざまなので、お気に入りの種類を見つけてみてくださいね。
主な八重桜の種類
関山桜(カンザンザクラ)
Photo by Kay_Tama-gsk さん@GreenSnap
関山桜(カンザンザクラ)は、ピンク色で大輪の花を咲かせる八重桜です。メジャーな品種として知られ、公園樹や街路樹として利用されています。関山桜は華やかな雰囲気なこともあり、外国でも人気がある種類です。
楊貴妃
Photo by rollerさん@GreenSnap
楊貴妃は、淡いピンク色の花が咲く八重桜です。お庭などに植えて楽しめますが、盆栽にして室内でも観賞できますよ。楊貴妃は控えめな印象で、かわいらしいですね。
普賢象(フゲンゾウ)
Photo by クロクマさん@GreenSnap
普賢象(フゲンゾウ)は、大輪で美しい花を咲かせる八重桜です。室町時代から知られている種類で、4月中旬~下旬頃になると淡いピンク色の花が咲きます。普賢象は秋になると、葉が赤色に紅葉します。
御衣黄(ギョイコウ)
Photo by hakiriariさん@GreenSnap
御衣黄(ギョイコウ)は、淡い緑色の花を咲かせる八重桜です。開花時期は4月下旬頃で、中輪でボリューム感のある花が魅力的。御衣黄は江戸時代から栽培されていますが、現在は珍しい種類のようです。
大村桜(オオムラザクラ)
Photo by ロールケーキ(o^^o)さん@GreenSnap
大村桜(オオムラザクラ)は、かわいらしい花が咲く八重桜です。白色の花びらにピンク色の縁が魅力的で、全体的にボリューム感がありますよ。大村桜の原木は、長崎県大村市の大村神社境内にあるようです。
松月(ショウゲツ)
Photo by hirocoさん@GreenSnap
松月(ショウゲツ)は、上品な雰囲気が感じられる八重桜です。開花時期は4月中旬~下旬頃で、大輪の花を咲かせますよ。蕾のときは紅色ですが、開花すると淡いピンク色から白色へ変化していきます。
八重桜と牡丹桜の違いとは?
八重桜と牡丹桜は呼び名が違いますが、じつは同じ種類です。八重桜は八重咲き品種の桜の総称で、牡丹桜は八重桜の別名とされています。
八重桜の種類はたくさん!お気に入りを見つけてみて
八重桜は華やかな雰囲気が魅力的な植物。花色などは種類によって違い、地植えはもちろん、盆栽などで楽しめる種類もあります。八重桜はその花姿から、国内や海外問わず人気がありますよ。
八重桜は、盆栽なら初心者の方でも育ても育てやすいです。興味があれば、ぜひとも八重桜を育ててみてはいかがでしょうか。