こんにちは
楽しくないと生きていけない
がんべあです。
「エニアグアラムの基本」についての不定期連載
第9回「憧れ」です。
【1回目がまだの方はこちらからどうぞ】
エニアグラムの憧れ
今回は「憧れ」についての説明をいたします。
※2022年6月20日追記
今回紹介する「憧れ」は私のオリジナルな名称・解釈、あくまで私の仮説になります。
「憧れ」は「エニアグラムと物語を対応する際に便利な解釈」で、このブログの中では多用しています。
各タイプが憧れを持つ方向(エニアグラム図)
矢印方向が各タイプの憧れのタイプ。
これを知っているとマンガや小説を分析する時に非常に便利。
もちろん、自分で創作する時にも役に立ちます。
順番に説明していきましょう。
「憧れ」から何が解る?
①「片思いの対象」
マンガや小説で主人公が恋い焦がれる異性(同性の場合もありますが)が出てきますが、エニアグラムにおける憧れのタイプのパターンが非常に多く見られます。
③「三角関係」
恋愛の三角関係、これは「主人公に憧れるタイプ」「主人公」「主人公が憧れるタイプ」の3人で構成されるパターンがとても多いです。
主人公に憧れを持つタイプの子は主人公にとって親しみやすく、友達感覚で気楽に付き合えます。
しかし主人公が憧れるタイプの子には声をかけるのもできないのです。
④「親友」「幼馴染」
こちらも③の三角関係と同じパターンが多いです。
「主人公に憧れる友達」「主人公」「主人公が憧れる友達」
この3人、又はこの中から2人が主人公の親友となるパターンが多く見られます。
バディものや、幼馴染を見るとエニアグラム分析してみると面白いです。
「憧れを持っているタイプ」は「憧れを持たれているタイプ」に頭が上がりません。
人間関係の強弱が現れるのです。
⑤「ライバル」
「主人公に憧れるライバル」「主人公」「主人公が憧れるライバル」の内、どちらか2人の場合が多く見受けられます。
1:「主人公に憧れるライバル」VS「主人公」
この場合は主人公の方が立場が強く、ライバルはいつも歯ぎしりをしています。
主人公は余裕ムードですが、いざライバルに追いつかれると、そこで始めてライバルの存在を心に止めるのです。
2:「主人公」VS「主人公が憧れるライバル」
こちらの場合は逆に主人公が憧れのライバルを目指して日夜奮闘するパターンとなります。
ライバルは余裕を持っていますが、主人公に追いつかれるとようやく必死になって主人公と対決を試みます。
エニアグラムの分析無しでも単純なお話の場合、その関係は十分理解できます。
しかし多くのキャラクターが登場する群像劇や推理小説などミスリードに溢れる作品などでは、これを知っていると各キャラクターの関係を整理するのにとても便利なのです。
最期に
主人公の「憧れタイプの方向」はそのまま前回説明した「闇落ち方向」と重なります。
憧れに向かって一直線に突き進むのではなく、逆方向へ遠回りをして「憧れ」に辿り着く。
それが成長への近道なのです。
エニアグラムを使って皆様が「作品をより楽しめる」と嬉しいです。
また、創作をする人は是非、自分の作品でエニアグラムを参考にしてみてください。
今日はここまで。
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「エニアグラム」の魅力を少しでも分かりやすく皆様にお届けできると嬉しいです。
【次回解説】