志村けんさん、銅像制作費はクラウドファンディング 6600人が2700万円支援

スポーツ報知
東村山駅前に建立された志村けんさんの銅像

 昨年3月に新型コロナウイルス感染による肺炎で亡くなったタレント・志村けんさん(享年70)の銅像が26日、故郷である東京・東村山市の西武線東村山駅東口に設置され、お披露目式典が行われた。式典にはサプライズで「ザ・ドリフターズ」の高木ブー(88)が登場し、銅像完成を喜んだ。

 「3、2、1、アイーン!」のかけ声と共に、ベールが解かれた。銅像は紋付きはかまで、代名詞ギャグ「アイーン」のポーズ。志村さんの身長と等身大サイズの銅像で、台座を含めて高さ184センチ、総重量は約2・3トン、台座には「多くの笑いと感動をありがとう」と刻まれた。銅像の後ろには、志村さんの顔をモザイクアートで描いた横3・6メートル、縦2・5メートルの看板が置かれた。

 お披露目会出席のため、新型コロナワクチンを2回接種した高木は「志村が亡くなった後、何度も夢枕に出てくる。1週間前にも出てきて。いつまでも志村けんはドリフターズと共にある。一人の人間が銅像になるのはすごいね」。けんさんの実兄・知之さん(74)は「やっぱり笑顔がいいね。立派な銅像をお披露目できてうれしい」と喜んだ。

 7月13日には、けんさんの銅像前で東村山市の聖火リレーが行われる。式典後の会見で、同市の渡部尚市長(59)は、志村さんの代走に知之さんの選出を発表。知之さんは「弟の思いを胸に刻んで走りたい」と意気込んだ。

 けんさんの銅像は、制作費を昨秋にクラウドファンディングで募り、約6600人が参加。支援金は2700万円を超えていた。

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