【美女図鑑】声優アーティスト・田所あずさ「ライブで見る!タドコロック♪」

"田所あずさ×ロック"の
新しい扉が開いた気がする

アニメ『アイカツ!』、ゲーム『アイドルマスター ミリオンライブ!』などのヒット作で活躍する人気声優・田所あずさ。2014年よりアーティスト活動をスタートし、新世代の声優アーティストとしてのたしかな足跡を刻んでいる。そんな彼女が今年、自身最大規模となる全国8都市をめぐるツアー「AZUSA TADOKORO LIVE TOUR 2017~DilEMmA~」を敢行。5月4日の東京公演の模様が、7月22日にオンエアされる。「ライブは楽しくなければ!」がモットーの田所あずさに、ライブにかける想いと見どころを語ってもらった。

―声優デビューから5年、CDデビューからも今年で3年目に突入した田所さん。
アーティスト活動の部分で、ご自分のなかに変化はありますか?

田所あずさ(以下・田所):私は、CDデビューの前からレッスンを受けながらいろいろなアイドルさんたちに交じって地下のライブハウスで対バンライブを50回くらい続けていたんです。私のファンは1人、2人いるかいないかだったんですけど(笑)、ステージに出ると足も声の震えも止まらなくて。そこから比べると、今の自分は信じられないくらい大きなステージで歌わせていただけて...やっと、人前で歌う怖さに負けず、自分が楽しむ余裕が少し出てきました。

―今は堂々とステージングで観客のみなさんを盛り上げている田所さんでも、ライブが怖かったことがあるんですね。

田所:はい、でもそこで場数を踏めたことが、今に繋がっていると思うんです。CDデビュー後、ワンマンライブができるようになったときも、すごく感慨深くて。特に去年のライブからは全部が自分の曲になり、来てくださる方もみなさんが私を応援しに駆けつけてくださっている。とても支えられている感じがして、ジンとしました。

―最近も緊張することが、あるんですか?

田所:それが...最近はむしろ、リラックスしすぎなんじゃないかと思うほうが多いかな?(苦笑) でもいい緊張感はいつも持ちたいですね。ステージに上がる前のワクワクがあればあるほど、いいライブになるので。でも、私...ライブが終わると、自分がそこで何をやったのか、なぜかすぐ忘れちゃうんですけど(笑)。

―ひとつひとつのステージで完全燃焼してるんですね。なかでも、思い出深いステージは?

田所:4月から始まった"DilEMmAツアー"でいうと、4月23日の名古屋ボトムライン公演です。バンドメンバーも口々に「楽しかったー!」と言いながら楽屋に戻ってきたくらい、私もすごく手応えがあって気持ちが良かったです。ひとつステップアップして、新しい扉が開けた気がしました。

―田所さんの音楽は"タドコロック"とネーミングされているくらい、バンドメンバーとのロックバンド感、チーム感を大切にされてますね。ライブはそこも見どころのひとつでしょうか。

田所:私もそう思います。ツアーによってメンバーは少し入れ替わるんですけど、それぞれのバンマスさんごとに音やバンドの醸し出す雰囲気も変わるんです。"DilEMmAツアー"はバンマスが神田ジョン(PENGUIN RESEARCH)さんで、ジョンさんの熱さやパワフルさが、私ひとりではできない、大きなものを引き出してくださるんです。ライブでは、MCも私じゃなく、バンドのみなさんにお願いしちゃうことがあるくらい、安心してお任せしてます(笑)。

―ちなみに、田所さんのバンドは"あずさ2号"と呼ばれているそうですね?

田所:はい、以前、大先輩のGRANRODEOさんが、私がパーソナリティをさせていただいているラジオ番組にゲスト出演されたとき、ギターのe-ZUKAさんが名付けてくれました。狩人さんの名曲の名前でもあるんですが、私の名前があずさなので、子どもの頃からよく「あずさ2号」のことは知っていて、すごくしっくりきてます。最近のライブはとくに、バンドのみなさんが前に出て行くとすごく声援も多くて。ますますバンド感が高まっているようで嬉しいです。

―そんな"DilEMmAツアー"の東京公演が、いよいよオンエアされますね。ご本人から見どころを紹介していただけますか?

田所:たくさんあるんですけど、私も出演させていただいていたアニメ『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』のオープニング主題歌「DEAREST DROP」は、リリースイベントもやっていないので、今回のツアーで初めてお披露目できた、いちばん聴いていただきたかった曲。私も自分が演じるキャラクターのクトリのことを思いながら歌った曲なので、みなさんにも作品を思い出しながら観ていただけたらなと思います。

―オープニングナンバーの「スーパースタールーザー」では、ギターを弾いてますね。

田所:はい! ギターは2年ほど前、アニメ紅白でKEYTALKさんとコラボしたときに練習して、そこからしばらくは家のオブジェになってたんです(笑)。そして「スーパースタールーザー」は、今年1月に出したシングル「運命ジレンマ」のカップリングなんですが、私でも弾けるような簡単なコードで作っていただいた曲なので、「これは弾かなければ!」と思って今回、演奏させてもらいました。でも、私としては「ギター、弾けました! 頑張りました!」と言うつもりで、「アンコールとかでやるのかな?」と思いきや...いきなりのオープニング! その後、何事もなかったようにギターを置いて歌い出す演出だったので、みなさんのライブ後の印象からも抜けちゃったみたいで...あまり感想がもらえなかったんです(笑)。

―頑張って練習したのに(笑)。

田所:そうなんです! なので、オンエアを観た方から、感想をもらえたらなって(笑)。あと「孤毒ディストレス」は、去年出したアルバム『It's my CUE.』のリリースライブ「Azusa Tadokoro LIVE 2016 ~before the CUE/OVERDRIVE&DISTORTION~」のとき、なぜかセットリストから漏れてしまって(苦笑)。今回やっと生披露目ができた曲なので、注目していただけたら。他にもヘドバンしたり、みんなでクラップをしたりと、ライブならではのノリが映像に詰まっていると思います。

―映像でしか体験できない、田所さんの表情も迫力満点で観られますしね。

田所:はい、ツアーを観に来てくださった方も、カメラを通じて「こんな顔して歌ってたんだ」と、あらためてライブを思い出してくれたらいいですね。今回のツアーは、この東京公演前に喉の不調でライブをお休みさせていただいて、みなさんにもご心配をおかけしましたし、正直、この日も万全ではなかったのが、とても悔やまれました......。でも、来てくれたみなさんが一緒に歌って支えてくれて、すごく一体感のある楽しいライブが作れました。私がライブで心掛けていることも、とにかく楽しむこと。その楽しさを、映像でもう一度、味わっていただけたら嬉しいです。

PROFILE/
田所あずさ●1993年11月10日生まれ。茨城県出身。「36thホリプロタレントスカウトキャラバン~次世代声優アーティストオーディション~」でグランプリを受賞し、2012年、声優デビュー。2014年にはアルバム『Beyond Myself!』でCDデビューを飾り、ニッポン放送『ミューコミプラス』ではアシスタントレギュラーを務めるなどマルチに活躍中。TVアニメ『アイカツスターズ』(二階堂ゆず役)、『終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?』(クトリ・ノタ・セニオリス役)、ソーシャルゲーム『アイドルマスター ミリオンライブ』(最上静香役)など、人気作に多数出演。10月25日には、3rdアルバム『So What?』のリリースも決定。

撮影●宮川朋久 取材・文●阿部美香

※この記事はヨムミル!ONLINEの転載になります。

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放送情報

AZUSA TADOKORO LIVE TOUR 2017 ~DilEMmA~ at EX THEATER ROPPONGI

放送日時:2017年7月22日(土)17:00~

チャンネル名:テレ朝チャンネル1 ドラマ・バラエティ・アニメ

4月9日(日)の茨城を皮切りに自身が出演するTVアニメ『終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?』のOPテーマ「DEAREST DROP」を引っ提げ、全国8か所で行われた自身最大規模で開催された今回のツアー。テレ朝チャンネルではEXシアターで行われた東京公演の模様をたっぷり2時間放送。田所あずさ×ロックの"タドコロック"を見せつける熱いライブを是非お見逃しなく!

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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