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紙の本
長い小説だが全然飽きさせない
2017/03/26 23:58
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
南洋の島国のマシアス・ギリという独裁者の物語である。タイトルが「マシアス・ギリの失脚」となっているからにはいずれ失脚することが読者にはわかっている。でも、そんなことは物語を読むうえで全く問題にならない。ここには国家論、政治論、文化人類学、民俗学などいろいろな要素が盛り込まれている。長い小説だが全然飽きさせない。
紙の本
分厚い作品ですが面白いですよ
2019/01/28 14:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
南太平洋に浮かんでいる島国「ナビダード民主共和国」に独裁者として君臨しているマシアス・ギリ大統領の失脚までを描いた長編、文庫本で600Pとかなり分厚く、読み応えあり。南太平洋の文化、風習に造詣が深い作者の島の神事「ユーカユーマイ」は、本当にタヒチやトンガあたりで執り行われていてもおかしくないような神秘的なものである。空を飛んだり、教会に礼拝したりするバスの謎の失踪事件、メルチョール島の長老会議といった怪しい要素を盛り込みながらどんどんと、この不思議な長編への私を引っ張りこんでしまった
紙の本
マジックリアリズムの傑作
2023/07/28 03:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の小説の中ではかなり有名だと思う。ようやく読了。南洋の小国ナビダード共和国の大統領マシアス・ギリが失脚するまでを描いた政治小説、なのか島の呪術的でいて穏やかな島民たちの姿とマシアスの人生を描いた重厚な小説。ファンタジーとも言えないが、時折挿しはさまれる『バス・リポート』のキテレツさは稲垣足穂のようだったし、亡霊との会話も非現実的な印象を強める。これは傑作ではないか。
紙の本
日本びいきの人が失脚するのは何となく寂しい
2018/10/28 22:35
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
南洋の島嶼国家の独裁者の物語。タイトルでネタバレな気もしますが、最後まで読ませてくれる力のある作品です。ギリの食事シーンが彼の日本留学時代を物語っていて、何となく感情移入してしまいます。
紙の本
読了
2020/05/03 22:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
敵なしで順風満帆の大統領が退陣に追い込まれるまでの物語。追い込まれるといっても、追い詰められている感じはなく、淡々と流れていく感じ。非現実な出来事もあるんじゃないかという感じるような不思議な話だった。