2023.04.03 公開

【いつ・どこで・どうやって…?】 アルコールチェッカーの正しい使い方を徹底解説!

【いつ・どこで・どうやって…?】アルコールチェッカーの正しい使い方を徹底解説!

こちらではアルコールチェッカーの正しい使い方を具体的にお伝えしていきます。アルコールチェッカーは、ただ数値を測定すればよいということではありません。今回は、いつ・どこで・どうやって使うのが正しいのか、測定結果の記録方法までまとめて解説していきます。

アルコールチェッカーの正しい使い方

・アルコールチェッカーを使うタイミング

はじめに、アルコールチェックを「いつ」するのかという点について。アルコールチェックのタイミングについては、運転前はもちろん、運転業務の後にも酒気を帯びていないか確認しなければならない点に注意する必要があります。これは、運転中の飲酒の有無を確認するためです。チェックの結果を記録する際には安全運転管理者の主導でチェックを実施し、管理体制を万全にしましょう。

・アルコールチェッカーの測定方法

測定する前に、まず初めて測定するタイミングや長期間保管後に測定するタイミングでは、機器によっては、「測定前クリーニング」を推奨している機器があります。クリーニング方法は機器により異なるので、お手持ちの製品の取り扱い説明書を確認の上ご使用ください。

機器の準備が整ったら、実際の測定に入ります。
アルコールチェッカー には3つの測定方法が一般的であり、それぞれ以下の方法で測定されます。

1.吹きかけタイプ
機器本体の吹き込み口に息をかける。
2.ストロータイプ
ストローを差し込んで息を吹き込む。
3.マウスピースタイプ
専用のマウスピースを使用して息を吹き込む。

測定する際には、より正しい数値を算出するためにも以下の点を注意して測定するのがおすすめです。

①うがいをしてから測定する
飴やガム、スナック菓子の清涼剤、キシリトールやメントール、プリンやキャラメルの香料などが誤って検知されやすいです。アルコールチェックをする前にうがいをし、誤検知を防ぎましょう。

②アルコールが含まれる可能性のある飲料や食品を摂取しない
アルコール飲料のみならず、ノンアルコールビールやチョコレート、栄養ドリンクなどの食品類も微量のアルコールを含む場合があります。キムチやパンなどの発酵食品もアルコールチェッカーに反応する可能性があるので要注意です。

③測定前に飲食を避ける
飲食直後は、正確なアルコール値を測定できない場合があります。アルコールチェックは飲食後うがいをし、最低20〜30分以上空けるとよいでしょう。チェック後に飲食をする場合にも、食べ物や飲み物にアルコールが含まれていないか、成分表をよく確認するようにしましょう。

④口腔ケア用品・喫煙を避ける
歯磨き粉やマウスウォッシュ、ミント系ガムのような口腔ケア用品を使った直後も、高いアルコール値が検知されることがあります。喫煙した後は、口の中に残った一酸化炭素がチェッカーの反応に影響を及ぼすことも。チェックの直前は口腔ケア用品も喫煙も避けるのが無難です。

⑤前日はアルコールを摂取しない
アルコールチェッカー誤検知の理由として一番考えられるのが、前日のアルコールが抜けていないケースです。アルコールは、肝臓で分解されて体外へ排出されるまでに、我々の想像よりも時間がかかります。翌日する方は、前日は飲酒しないか、しても早めに終えたほうがよいでしょう。

⑥しっかりと息を吹きかける
しっかりと息を吹きかけなければ、アルコールチェッカーは正しく測定できません。「二日酔いだから」といって少量の息しか吹きかけないのでは意味がありません。しっかりと息を吹きかけ、チェックするようにしましょう。実は鼻息でのチェックも可能なのですが、正確にチェックを行いたいのであれば、口で息を吹きかけるようにしましょう。

⑦機器ごとに定められた測定・保管環境を守る
アルコールチェッカーは、機器ごとに使用回数や耐用年数が決まっています。できる限り長期間使用するために、日常点検と定期メンテナンスを行うようにしましょう。

アルコールチェッカーによる測定結果保存の方法

測定が完了したら、それで終わりではなく、測定結果の記録が必要です。記録媒体に指定はありませんが、検査日時・実施者の氏名・実施確認をした第三者の氏名・検査結果などの基本的な情報は記載をし、あとで見返した際にも事実確認ができるようにしておくと良いでしょう。

アルコールチェッカーによる測定結果保存の方法

アルコールチェッカーの点検・定期メンテナンスの方法

日々正しくアルコールチェックができるように、日常点検・定期メンテナンスも忘れずに行う必要があります。アルコール探知器協議会によると、日常点検では以下の5点を確認する必要があります。

・損傷がないか
・電源が入るか
・正常な呼気で反応が出ないか
・アルコール成分を含んだ呼気に反応があるか
・正常な呼気で再測定をして反応が出ないか

何か一つでも異常が見られる場合は、メーカーに問い合わせましょう。
なお、定期メンテナンス方法は機器によって異なります。付属の説明書をよく読み、正しくメンテナンスしましょう。適切に検査できるように、アルコールチェッカーの機能や使用期限(多くのアルコールチェッカーの使用期限は半年から1年程度、使用回数は3,000回)などをよく検討して準備しましょう。

アルコールチェッカーの正しい使い方を知って安全な運転業務を

アルコールチェックは、安全な運転業務を行うために義務づけられています。悲惨な事故を起こさないためにも、業務開始前後にはアルコールチェックを必ず行うようにしましょう。正しいタイミング・使い方・記録・手入れ方法で安全な運転管理をしていきましょう。

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