岡部 友(おかべ・とも)さん
1985年横浜市生まれ。株式会社ヴィーナスジャパン代表取締役。高校卒業後、アメリカで運動生理学、解剖学を学び、フロリダ大学在学中にNSCA-CSCS(プロアスリートに指導できるスポーツトレーナーが保持する資格)を取得。帰国後、女性専用パーソナルトレーナーを経て、2016年3月より、女性専用のフリーウェイトジム「SPICE UP FITNESS」を東京・南青山にオープン。原宿店、名古屋店と現在3店舗を展開している。ジムでは「Glutes in Action」というオリジナルメソッドを取り入れ、美尻作りに力を入れている。分子栄養医学健康指導士の資格を取得。著書に『美尻トレ』(文藝春秋)、『筋トレが折れない私をつくる!』(宝島社)などがある。
誰もが憧れる「理想の美尻」とは?
「美尻」と言われて、みなさんはどんなお尻を想像するでしょう。まずは理想のお尻を考えてみましょう。
1. 美尻の定義
お尻のトップが高く、ほどよく丸みがあり、横から見ても曲線を描いており、太ももとの境界線がはっきりしていることなどが美尻の条件。
2. ウエストとヒップの差が重要!
人間の体は立体的にできています。そのため、ウエストとヒップの差が重要に。理想的なサイズはウエストまわりをヒップまわりで割った数値が0.65〜0.7になります。
3. 美尻に脂肪は必要?
その通り! 美尻には適度な脂肪が必須です。曲線美は脂肪あってこそのもの。単純に体脂肪や体重を減らしたところで、女性らしいボディにはなれないのです。
4. 美尻づくりはやっただけ形になる
脂肪は好きな場所につけることができません。でも、筋肉なら筋トレによって自分でつけたい場所につけられます。やれば必ず美尻につながります。
お尻を「目覚めさせる」と美尻はついてくる!
第一にすべきことは、普段ほとんど使えていないお尻の筋肉を、まずはしっかりと「目覚めさせる」ことが大切です。
お尻に様々な刺激を与えるのに特におすすめなのは、筋トレ用のゴムバンドを使ったトレーニング。これらを毎日続けることでお尻本来の機能を取り戻し、“使える”筋肉となっていきます。トレーニングができるようになれば、負荷を増やすなどして、より使える筋肉を目指していきましょう。
ゴムバンドはなくてもトレーニングはできますが、バンドをつけた状態でやることによって、正しいポジションを取りやすくなります。また、負荷がかかるため、お尻に効いているかどうかを意識しやすくなるというメリットも。厳選して2つのトレーニングをご紹介します。
立って挑戦「モンスターウォーク」
20往復×2セット
1. お尻を突き出して立つ
ゴムバンドを足の甲に通し、足を肩幅に開いて立つ。腰に手を当てて股関節を折り曲げるようにしてお尻を天井に向けるように突き出す。この時、腰まで一緒に反らないようにお腹に力を入れる。
2. 左右にカニ歩きする
ゴムバンドの輪が緩まないように意識しつつ、2歩右にカニ歩きし、再び2歩カニ歩きで戻る。これで1往復。歩きながら上体を起こしたり、膝が閉じたりしないよう注意。
「モンスターウォーク」トレーニングを動画でチェック!
寝て挑戦「クラムシェル」
左右各20回×2セット
1. 横向きに寝る
ゴムバンドを膝上に通し、床に横向きに寝る。膝は軽く曲げて両脚を重ねる。ひじをついた左手に頭をのせ、右手は胸の前へ。体重はやや前にかける。
2. 上側の膝を持ち上げる
上半身を動かさないよう意識しつつ、上側の膝をゆっくり持ち上げる。お尻がい一番収縮しているところで3秒キープ。お尻の収縮の結果、膝が“開いてしまう”というイメージで。反対側も同様に。
「クラムシェル」トレーニングを動画でチェック!
美尻へのスタートはこの一冊で決まり!
このほかにも準備トレーニングや体勢ごとの美尻トレーニングが盛りだくさん入った新刊『美尻バンドトレーニング』はこちら! 特製ゴムバンドも本に付いているので、自宅でこっそりやってみたい、次の夏までにはガッツリ理想の身体を手に入れたい、などすぐに始めたい人へぜひおススメしたい1冊です。
『美尻バンドトレーニング 特製ゴムバンド付き』
著者:パーソナルトレーナー 岡部 友
価格:¥1500
写真/伊藤泰寛(講談社写真部)、構成/庄山陽子
Edited by VOCE編集部
公開日:2018.10.20