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「何かの職人になりたい…」職人仕事の種類7選!高年収を狙える職種は?

何かの職人になりたい…おすすめの職業はある?

「自分の個性や感性を仕事につなげたい」「形に残せる仕事がしたい」と思ったことはありませんか?職人・クリエイターは、センスや技術をものづくりとして生かせる業種です。定められたルールのなかでどのように表現するかによって、職人としての価値が発揮されます。

今回は「何かの職人になりたい」と思っている人のために、人気の職人仕事をご紹介します。職人・クリエイターを目指す際の注意点も記載していますので、キャリアアップやキャリアチェンジの参考にしていきましょう。

職人を目指す際の注意点

ここでは、職人を目指す際の注意点をご紹介します。職人は、心身の健康やトレンドに影響されやすい仕事です。何かの職人になりたい人は、職人が抱えているリスクを理解したうえでキャリアプランを練っていきましょう。

社会やトレンドの変化によって、仕事がなくなる可能性がある

「何かの職人になりたい」と思っている人が注意したい点として、職人仕事が社会の変化に影響されやすいことが挙げられます。とくに、AI技術の躍進は無視できない要素です。

知識や技術を身につけて職人になれたとしても、AIを含むIT技術に仕事が奪われてしまう可能性があります。またトレンドの変化によって一時的に発注数が増えた場合、ブームが下火になれば多額の負債を背負ってしまうリスクがあることを覚えておきましょう。

体の変化やケガなどで、働けなくなる可能性がある

職人の仕事は、心身の健康があってこそ成り立ちます。そのため、体調の変化やケガなどで働けなくなる可能性があることも認識したうえで、キャリアプランを検討していきましょう。たとえば食品関係の職人は、味覚に変化が生じると仕事の継続が難しくなります。

他にも陶芸や彫金などで手先を使う職人は、腱鞘炎のリスクと隣り合わせです。とくにフリーランスとして働く場合は、休養期間中に無収入になってしまう可能性も。さらに加齢による体力低下のリスクも加味したうえで、キャリアチェンジを考える必要があります。

開業する際は、スキルだけではなく信頼やコネクションも必要

「何かの職人になりたい」と思っている人のなかには、個人事業主として開業することを検討している人もいるでしょう。しかし職人として独り立ちする際には、スキルだけではなくクライアントとの信頼関係やコネクションも必要になります。

開業自体は、役所に届け出を提出するだけなので簡単です。しかし生活をやり繰りできるレベルの継続的な発注のためには、自分で営業をかけて仕事を取る必要があります。同じクライアントが何十年も仕事を発注してくれる保証はまったくないため、成果物を通してクライアントと信頼関係を築きながら、新しい発注先を探し続ける必要があるでしょう。

職人仕事の種類7選

ここでは「何かの職人になりたい」と思っている人のために、代表的な職人仕事を7種類ご紹介します。下記以外にもさまざまな職人仕事が存在しますので、自分の興味関心や性格なども考慮したうえで、ピッタリな業種を選んでいきましょう。

大工

大工は、建築系の職人仕事として代表的な職業です。大工の仕事は、木造建築を作る「家屋大工」、コンクリートの建物を作る「型枠大工」、神社仏閣の修繕を行う「宮大工」の3種類に大別されます。

設計図に従って建物を建てたり、修理したりするのがおもな仕事内容です。設計図は建築士によって作成され、大工は「どのような建材がどれくらい必要なのか」を確認したうえで、材料を準備することから始めます。建築の知識だけではなく、心身の健康や体力も必要な仕事です。

庭師

庭師とは、個人宅や企業の庭園を整え、植物の維持管理を行う仕事です。活動範囲は幅広く、公園・オフィス街・ゴルフ場・マンションや団地の敷地内など多岐に渡ります。植木を整える技術だけではなく、空間におけるニーズに応えるための知識も求められる仕事です。

人気のレジャーランドなどの植木が美しく保たれているのも、庭師が丁寧に整えているからこそです。庭師になるために資格は必要ありませんが、造園技能士や樹木医などの専門的な資格を取得することで、クライアントの幅がさらに広がります。

建築士

建築士は、建物の設計や工事管理のプロフェッショナルです。建築士法に定められた国家資格であり、「一級建築士」などの資格ごとに設計できる建造物の種類・規模が異なります。用途を満たす建物の設計だけではなく、安全性・快適性・造形美・構造・設備など、幅広い観点からクライアントのニーズに合った設計を行うことが求められます。

最上位である一級建築士は難易度の高い資格であり、受験に必要な条件も厳しいことが特徴です。指定の学校に通ったり、科目をクリアしたりして目指す人もいますが、まずは二級建築士の資格を取得し、実務経験を経た後にステップアップしていく人が多いようです。

和菓子職人・パティシエ

昨今、注目度の高い職人仕事として、和菓子職人やパティシエが挙げられます。和菓子職人は、自然素材や季節の果実などを主材料とし、伝統的な菓子を作る仕事です。パティシエは、ケーキ・クッキー・チョコレートなどさまざまな洋菓子を作る職人の総称です。

どちらも食材に対する知識だけではなく、優れた美的センスや味覚、トレンド察知能力などが求められます。他者の商品と差別化するためのリサーチ能力も重要です。また修練を積み重ねる必要があるため、肉体的なスタミナも大切でしょう。

寿司職人・ふぐ調理師

飲食関連の職人仕事では、寿司職人やふぐ調理師も注目されています。とくに寿司職人は国内の専門学校が充実しており、「寿司職人になるためには長い修業期間が必要になる」というネガティブなイメージが払拭されつつあります。

寿司職人として活躍するために特別な資格が必要ないことも、人気の理由といえるでしょう。国家資格である調理師免許や、民間資格であるふぐ調理師免許などを取得すれば、より幅広い日本食を提供できます。

家具職人

家具職人は、設計図を基にして木製家具を制作する仕事です。家具職人が作る家具は、脚物(椅子や机などの脚がある家具)と箱物(タンスや本棚などおもに収納の用途で使う家具)に大別されます。

家具職人は実際に材料を組み立てるだけではなく、材料調達・切断・加工・塗装・金具の取付などの幅広い業務を担います。デザイナーを別途で雇うケースが多いものの、デザインや設計を一からこだわって作成するケースも。なかには、販売や営業までも1人で担っている職人も存在しています。

彫金師

彫金師は、金属を用いてアクセサリーや工芸品などを作成する職人です。彫金師の職場は、自宅兼工房を構えているタイプや、店頭と工房が一体型になっているタイプなど、働き方によってスタイルが異なります。

昨今ではオンライン販売をおもな生業としている彫金師も増加傾向にあるため、実店舗を構えないケースも多いようです。彫金師はアクセサリーの発案・デザインから担当しつつ、オーダーメイドやセミオーダーにも対応します。

何かの職人になりたい人が、行動に起こすべきこと

ここでは「何かの職人になりたい」と思っている人が、行動に起こすべきことをご紹介します。職人になりたいけれど具体的に何をすればいいのかわからない人は、ぜひ参考にしてくださいね。

職業のニーズや将来性、継続的な発注の有無を考える

職人になりたいと考えている人は、職業のニーズや将来性などを考える必要があります。たとえば、過去には若者の間でシルバーアクセサリーのブームがあり、多くの彫金師が活躍しました。しかし現在は全盛期と比べるとブームが下火になり、不況を乗り越えられず廃業した彫金師も存在しています。

仕事を継続するために情熱は欠かせませんが、情熱だけでは業務は続けられません。中長期的にライフスタイルを維持するために、現在と未来で社会にどのような職業が求められるのかを考えましょう。

理想の受注開始時期・開業時期・年収などを具体的に計画する

職人になるためには、自分が職人としてのキャリアをスタートする時期を設定することが大切です。ゴールから逆算したうえで、受注開始時期や修業期間などを具体的に決めましょう。

その他、工房を構える場所と家賃の目安、年収や保険料の目安など、数字で決められる要素を設定することで、今から着手するべきタスクが見えてきます。

専門学校や弟子入りなど、職人になる方法を見つける

目指す職人の仕事内容に応じて、通学や独学など、自分に合ったスキル取得方法を決めていきましょう。

とくに飲食関連のスキルに対しては、さまざまな専門学校が展開されています。まずは自分が目指す領域を学べるスクールを探し、プランごとの期間や学費をチェックすることをおすすめします。

海外で職人として活躍したい人には「寿司職人」がおすすめ

「何かの職人になりたい」と思っている人のなかには、海外での活躍を検討している人もいるでしょう。海外で職人仕事を目指す場合は、寿司職人がおすすめです。海外移住で寿司職人が推奨される理由はいくつかあります。

  • 日本人が優遇されやすい仕事である
  • 収入が大幅に上がる可能性がある
  • 世界中で日本食のブームが起こっている

下記の記事では、寿司職人の年収の目安や、海外の寿司職人の特徴を解説しています。ぜひ今回の記事とあわせて参考にしてください。

海外移住で通用するスキルを身につけるなら「飲食人大学」

今回は「何かの職人になりたい」と思っている人のために、人気の職人仕事をご紹介しました。職人として活躍するスキルを身につけるためには、独学や弟子入りなどさまざまな方法があります。そのなかで、より短期間で効率的に学習したい人には、専門学校への入学をおすすめします。

飲食人大学は、人気の職人仕事である寿司職人の技術を学べる学校です。最短3ヶ月の学習期間で、海外でも活躍できるスキルを修得できます。ぜひこの機会に、オンライン相談や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。