おっちょこちょい節

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夏目漱石著「吾輩は猫である中村不折挿し絵1906年

おっちょこちょい節(おっちょこちょいぶし)は、江戸時代明治時代の流行歌、端唄。「猫じゃ猫じゃ」とも称される。

概要[編集]

文政11年(1828年)から流行し、その後、俗曲に移り、幕末から明治にかけてふたたび流行した。

「猫のけいこ」歌川国芳画(1841)
原歌歌詞 - 「蝶々とんぼやきりぎりす、山で、山でさへづるのが松虫鈴虫くつわむし、オツチヨコチヨイノチヨイ」。
最も広く流行した歌詞 - 「猫ぢや猫ぢやとおしやますが、猫が、猫が杖突いて絞りの浴衣で来るものか、オツチヨコチヨイノチヨイ」。

妾女の浮気が旦那にバレそうになっている場面。旦那が急に家に入ってきて、どたばたしながら隠した間男を、女が「猫じゃ猫じゃ」とだまそうとしているという歌 [1]

出囃子[編集]

関連項目[編集]

「荷宝蔵壁のむだ書」(1847年)歌川国芳

脚注[編集]