北朝鮮、9月に最高人民会議を開催へ　人事刷新観測も

[ソウル ３１日 ロイター] - 北朝鮮の国会に当たる最高人民会議が９月２６日に開かれ、組織関連の事案などを審議する。国営の朝鮮中央通信（ＫＣＮＡ）が３１日に伝えた。北朝鮮では新型コロナウイルス対応の行動制限を徐々に緩和する動きが出ている。

金正恩朝鮮労働党総書記は先週、干拓地の冠水について内閣幹部らが無責任な対応を取り、経済に深刻な損害を与えたと強く批判していた。金徳訓首相の職務怠慢や誤った視点が幹部の無責任で規律を欠く姿勢の原因を作っているとしていた。 もっと見る

これを受けて人事刷新の観測が出ていた。

ＫＣＮＡによると、最高人民会議ではかんがい、公務員、障害者に関する法律や、金融分野の法執行が審議される見通し。

最高人民会議の常任委員会が３０日に会議招集を決定したという。常任委は国内観光の活性化と国際観光の拡大のための法律についても議論した。