ガザ全住民が危機的な飢餓に直面=IPC報告書

ガザ全住民が危機的な飢餓に直面=IPC報告書
21日に発表された「総合的食料安全保障レベル分類(IPC)」の報告書で、パレスチナ自治区ガザの全人口に当たる230万人が危機的レベルの飢餓に直面しており、飢餓のリスクは日に日に高まっていることが分かった。14日撮影(2023年 ロイター/Saleh Salem/File Photo)
[ロンドン 21日 ロイター] - 21日に発表された「総合的食料安全保障レベル分類(IPC)」の報告書で、パレスチナ自治区ガザの全人口に当たる230万人が危機的レベルの飢餓に直面しており、飢餓のリスクは日に日に高まっていることが分かった。
報告書によると、ガザでは高レベルの急性食料不安の影響を受けている世帯の割合が世界的に見て過去最高になっているという。
ガザについて「飢餓のリスクがあり、激しい敵対行為と人道的アクセスの制限という現在の状況が継続または悪化する傾向が日に日に増している」とした。
このほか、スーダンでは戦争により人口の約37%がフェーズ3(危機)に、人口の10%がフェーズ4(緊急)に直面していると推定。一方、南スーダンでは人口の46%が、アフガニスタンでは人口の29%が危機レベルに直面しているという。

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