イラン無人機、米軍が周辺基地から撃墜 ヨルダンも迎撃

イスラエルへ向かうイラン無人機、米英軍機が撃墜と現地報道
イスラエルのテレビ局チャンネル12は14日、イスラエルへ向かうイラン無人機の一部を米英の軍用機が撃墜したと報じた。写真はイランの無人機。1月22日、テヘランで撮影(2024年 ロイター Iranian Army/WANA (West Asia News Agency)/Handout via REUTERS)
[14日 ロイター] - 米軍が多数のイラン無人機をシリア南部で撃墜したと、複数の安全保障政策関係者が明らかにした。中東地域の安全保障筋2人によると、ヨルダン空軍も同国領空を侵犯してイスラエルへ向かうイランの無人機十数機を迎撃した。英国防省によると、同国の空軍も戦闘機を発進した。
米軍は周辺地域に置く複数の基地から無人機を撃墜。ヨルダンとの国境に近いシリア南部のスウェイダとダラアで撃ち落としたという。基地の詳細は明らかにしなかった。
ヨルダンは陸軍も高度な警戒態勢を敷き、イラクとシリア方面から飛来する無人機の動きをレーダーで監視しているという。
イスラエルのエルサレムから約60キロ離れたヨルダンの首都アンマンの南部では、無人機数機が墜落するのを住民が目撃した。マルジ・アル・ハマム地区の商業エリアでは、大型無人機とみられる残骸の周囲に住民が集まっていた。

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