米共和党予備選、トランプ氏が勝利 サウスカロライナ州

[コロンビア(米サウスカロライナ州) 24日 ロイター] - 11月の米大統領選に向けた共和党の候補者を選ぶサウスカロライナ州の予備選が24日実施され、エジソン・リサーチの予測によると、トランプ前大統領が対抗馬のヘイリー元国連大使に勝利した。
トランプ氏は予備選で連勝しており、党候補の指名獲得に近づいた。本選で民主党のバイデン大統領と再び対決する可能性がある。
投票が締め切られた直後、トランプ氏は州都コロンビアで支持者に対し、「共和党がこれほど団結しているのは見たことがない」と語った。およそ30分間の発言中、ヘイリー氏に言及することはなかった。
エジソン・リサーチによると、推定開票率92%時点の得票率はトランプ氏が59.9%、ヘイリー氏が39.4%。
ヘイリー氏はサウスカロライナ州の知事を2期務めた。一方、トランプ氏は4件の刑事事件で起訴されているが、世論調査では今回の予備選でトランプ氏が勝利すると予想されていた。
トランプ氏が大差で勝利したことで、ヘイリー氏に大統領選からの撤退を求める声が強まるとみられる。
ただヘイリー氏は、少なくとも候補者選びのヤマ場となる3月5日のスーパーチューズデーまでは選挙戦を継続する意向を改めて表明。「(自身の得票率予想の)40%は小さな集団ではない。共和党予備選の有権者には別の選択肢が望ましいと考えている非常に多くの有権者がいる」と述べた。
トランプ氏はこれまでの予備選で全勝しており、ヘイリー氏は指名獲得に向けた明確な道筋を描けない状況だ。
エジソン・リサーチの出口調査によると、今回の予備選では有権者の39%が最大の懸念要因としてトランプ氏が主な争点にする移民問題を挙げた。経済とする回答は33%だった。
経済が「良くない」「悪い」との回答は84%で、11月の本選で現職のバイデン大統領の大きな弱みになる可能性がある。
一方、トランプ氏自身の弱みも浮き彫りになった。同氏が有罪になれば大統領としてふさわしくないとの回答は全体の3分の1近くを占めた。

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トムソン・ロイター

Alexandra covers the 2024 U.S. presidential race, with a focus on Republicans, donors and AI. Previously, she spent four years in Venezuela reporting on the humanitarian crisis and investigating corruption. She has also worked in India, Chile and Argentina. Alexandra was Reuters' Reporter of the Year and has won an Overseas Press Club award.

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Washington-based correspondent covering campaigns and Congress. Previously posted in Rio de Janeiro, Sao Paulo and Santiago, Chile, and has reported extensively throughout Latin America. Co-winner of the 2021 Reuters Journalist of the Year Award in the business coverage category for a series on corruption and fraud in the oil industry. He was born in Massachusetts and graduated from Harvard College.