【SAGA2024国スポ】ブレない姿勢と精神！「ライフル射撃」

ライフル射撃は、ライフル銃やピストルを用いて、決められた姿勢、距離、時間の中で決められた弾数を撃ち、標的中の点数によって勝敗を競う競技です。ライフル射撃競技は銃器の発達に伴い15〜16世紀のヨーロッパを中心に世界に広まりました。
標的はかなり小さく、わずかなズレで点数が変わるため、集中力をいかに高められるかが勝負の鍵となります。

両手で支えて狙いを定めるライフルと片手で狙いを定めるピストルの2種類があります。
その中でも実際の銃のように球が発射されるエアライフル、エアピストルと、レーザーで光を認識するビームライフル、ビームピストルがあります。
ビームの場合、体への反動がほとんどなく年齢制限もないため、若者からご高齢の方まで幅広く楽しめます。


SAGA2024で行われる種目
標的までの距離は、10m、25m、50mとなっており、SAGAサンライズパークには10mの射撃場があります。
SAGA2024では、50mSB（スモールボア・ライフル）、10mAR（エア・ライフル）、10mAP（エア・ピストル）、BR（ビーム・ライフル）、BP（ビーム・ピストル）、「CP60M（25m先の標的に対し、ピストルで精密射撃30発、速射30発の合計点で競う）」、「CP30M（25m先の標的に対し、精密射撃30発で競う）」の種目が行われます。

勝敗の決し方
60発の合計点数の上位8名が決勝へ進出。
決勝では5発シリーズを2回行うファーストステージと、1発ずつ2回撃って最下位が脱落していくセカンドステージと分けられ、最後に残ったものが勝者となります。

小さな標的を遠くから狙う

標的は距離によって変わりますが、100円玉と比べてもかなり小さいです。
この小さな的の中心に近ければ近いほど点数は高く、1回の射撃での最高得点は10.9点となっています。

各距離ごとの標的

左上：25m　右上：10m　下：50m

缶に入っているのが実際に使用される弾

いかなる状況でもブレない精神と姿勢

どんな状況でも自分の姿勢、スタイルを崩さず、集中力を保ち続け、標的に照準を合わせて打ち抜けるかが重要になります。
これだけ標的が小さいにも関わらず、試合の緊張感の中でど真ん中を打ち抜き高得点が取れた時の充実感や達成感が味わえることがライフル射撃の魅力と言えます。
弾を装填してから狙いを定めて打つまでの時間に走る緊張感は観客にまで伝わり、高得点が出た際には観客も一緒になって喜ぶことができるでしょう。
みなさんもぜひこの機会にSAGA2024国スポ「ライフル射撃」に触れてみてはいかがですか？

　　　　　開催情報　　　　　

SAGA2024　正式競技　ライフル射撃競技

25m：9月28日(土)〜9月30日(月)　佐賀県警察学校 にて開催
50m：9月27日(金)〜9月29日(日)　大分県立庄内屋内競技場 にて開催
10m：9月27日(金)〜9月30日(月)　大分県立庄内屋内競技場 にて開催
BR/BP：9月27日(金)〜9月29日(日)　湯布院スポーツセンター にて開催

また、SAGA2024国スポでは、正式競技としてクレー射撃競技が開催されます。
クレー射撃とライフル射撃の1番の違いは「動的」な標的であるか「静的」な標的であるかだと言えます。
クレー射撃は上述の通り、標的であるクレーが時速80k〜120kで動くのに対して、ライフル射撃は50m先の紙標的が固定されています。ライフル射撃は、距離が長いため、日常生活で行う呼吸などでも「ズレ」が生じるほど繊細なスポーツとなります。クレー射撃の記事はこちらよりぜひご覧ください。