尾張町から主計(かずえ)町へ通じる「暗がり坂」に平行する坂。作家の五木寛之氏が命名し標柱には氏の言葉が刻まれている。「暗い夜のなかに明かりをともすような美しい作品を書いた鏡花を偲んで、あかり坂と名づけた。あかり坂は、また、上がり坂の意(こころ)でもある」。
老舗の町・尾張町、そのなかから旧町名を復活させて6年目の下新町に三つの坂がある。この界隈の旦那衆が主計町、東山のお茶屋へかよった坂としても知られるが、どちらかといえば暗いイメージがつきまとった。観光の人たちでにぎわい、近年「変わった」といわれる町なかを訪ねてみた。
書いた日:2015年10月24日
金沢美術工芸大学の学生有志により発刊しているフリーペーパー『RINNGO』、最新号では特集内に金沢の坂道が取り上げられている。編集部の3人に最新号のテーマ、坂道を取り上げた経緯をお聞きしてきた。
書いた日:2015年05月23日