皆さんは英語で「予想」を表現できますか?

日本語ではパッと思い浮かぶ言葉でも、英語にするとなると少し難しく感じてしまいますよね。

でも、安心してください。

こちらの記事では「予想」の英語表現はもちろん、「予測」や「想定する」、”anticipate”と”expect”の違いを紹介していきます。

「予想」の関連表現や例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

「予想」は英語で何と言う?

「予想」は英語にすると、”prediction”や”expectation”と言います。

また、それぞれ”prediction”や”expectation”は、動詞表現が存在する単語です。

それぞれ詳しく解説していくので、一緒に見ていきましょう。

「予想」は英語で”prediction”と表現する

「予想」を英語で表現する場合、”prediction”と表現します。

発音は「プレディクション」となり、基本的な名詞表現です。

Aさん
“prediction”の動詞表現も確認しよう!

“prediction”の動詞表現は、”predict”となります。

意味は「予測する」となり、ほかにも「予言する」や「予報する」という意味がある単語です。

  • predicting(現在分詞)
  • predicted(過去形)
  • predicted(過去形)
  • predicts(三人称単数現在形)

上記の様に変形する単語であり、名詞で表現したい場合は”prediction”となります。

「予想」は”expectation”とも言える

「予想」は”prediction”のほかにも、”expectation”と表現することができます。

“expectation”は、”expect(予想する)”の名詞表現であり、発音は「ィクスペクト」となる単語です。

ほかにも「予期」や「期待」という意味がある単語であり、使用頻度の比較的高い英単語と言えます。

Bさん
動詞の”expect”もしっかり見ておきましょう。

“expect”は、「予想する」のほかにも「予期する」という意味のある英単語です。

  • expecting(現在分詞)
  • expected(過去形)
  • expected(過去分詞形)
  • expects(三人称単数現在形)

上記の様に変形しており、名詞でこの単語を表現する場合は”expectation”となります。

“anticipate”と”expect”の違い

"anticipate"と"expect"の違い

“anticipate (予想する)”と”expect(予想する)”の違いをご存知でしょうか。

実は、同じ意味を持つ両者でも「どのくらい信じているか」「根拠があるか」によって使う単語が異なってきます。

先に紹介した”predict”も一緒に紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

「予想」の確信度が違う

結論から言うと、”anticipate”と”expect”は期待値が全く違う「予想」となります。

もちろん、”predict”ともその期待値は異なるので、それぞれ一緒に見ていきましょう。

“anticipate”:起こって欲しいけど願望強めな「予想」

“anticipate”は、簡単に言うと「願望が強めな予想」という意味になります。

一度も遊んだことのない「パチンコ」で、「今日は当たると予想する(当たって欲しいなぁ・・)」場合、この”anticipate”が適切です。

日本語の「予想」とニュアンスがかなり近いのがこちらの単語となるので、「勘」を当てにする場合はこの単語を使いましょう。

“expect”:裏付けがあり起こる確率の高い「予想」

“expect”には、根拠やデータがある場合の「予想」という意味があります。

いわゆる専門家やその道のプロが、自分の経験を元にしたり、予想そのものにエビデンスがある場合、同じ「予想」でも実際に起こる確率が高いですよね。

例えば先に紹介した「パチンコ」の例でも、分析して当てに行く場合と、ビギナーズラックを狙って無知のまま「当たると予想する」と言うのでは説得力が異なります。

“anticipate”と比べて、当たる確率がかなり高い予想を言いたい場合は”expect”を使いましょう。

Aさん
予想の正確性は「”anticipate”<”predict”<”expect”」となります!正確に使う必要はないですが、ニュアンスをはっきりとさせたい場合は意識してみましょう。

「予想」の関連表現

「予想」の関連表現

「予想」の関連表現を3つ紹介していきます。

  • forecast:「予測する」
  • assume:「想定する」
  • prophetic dream:「予知夢」

どれも覚えておくだけで、そのまま使える便利な表現となるのでぜひ参考にしてください。

「予測する」- “forecast”

「予測する」は英語で”forecast”と表現します。

「予測する」のほかにも、「予想する」や「予報する」という意味のある単語です。

ここで紹介している形は動詞表現となりますが、名詞で”forecast”を見る場合、単体で「天気予報」という意味を持ちます。

「想定する」- “assume”

「想定する」は英語で”assume”と表現します。

「想定する」というくらいなので、ほとんど確信がある場合に使える「予想」の表現です。

こちらの表現は動詞表現となりますが、名詞で表現したい場合”assumption(仮定・仮説)”という意味になります。

「予知夢」- “prophetic dream”

「予知夢」は英語で”prophetic dream”と表現します。

Aさん
予知夢は、夢がそのまま実現することを意味するよ!

この英語表現に使われている”prophetic”には、「預言者の」や「予言的な」という意味があり、形容詞として使われます。

“dream”はそのまま「夢」なので、複合することで「予知夢」と表現できるのです。

「予想」を使った例文紹介

「予想」を使った例文紹介

ここまで学んできた「予想」の英語表現を、例文と共に復習していきましょう。

ここで紹介する例文は全てそのまま使える便利な表現となる為、ぜひ参考にしてください。

競馬の予想が外れて悔しい

  • I’m so frustrated that my horse racing predictions are off.

競馬は賭け事ですが、予想の中でも「誰が予想しているか」によって使う単語が異なります。

今回使っている単語”prediction”は、”anticipation(anticipateの名詞表現)”よりも確信があるが、”expectation”よりも根拠がない場合を想定しているのです。

つまり、そこそこ競馬に賭けた経験のある人が発言していることがわかります。

文章は外したことが”that”以下に並んでいる基本的な文章であり、“I’m so frustrated なので、that以下だ”という構造です。

未来予想はデタラメが多い

  • A lot of future anticipations are bullshit.

こちらは「デタラメ」が多いということなので、皮肉も込めて一番雑に予想している”anticipation”を使っています。

“bullshit”はスラング表現の中でも、覚えておくと便利な単語上位に入ると言えるので「デタラメ」として覚えておきましょう。

「〜が多い」はちなみに、”a lot of ~”を使って表現します。

まとめ

こちらの記事では「予想」に関する英語表現や、その関連表現・例文を紹介してきました。

最後にこの記事で学んだ英語表現をおさらいしていきましょう。

  • prediction – predict:予想 -予想する
  • expectation – expect:予想 -予想する
  • anticipation – anticipate:予想 -予想する
  • forecast:予測する
  • assume:想定する
  • prophetic dream:予知夢

また、予想の優先度“anticipate”<”predict”<”expect”も非常に重要なので、覚えておきましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。