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日本の躍進は初戦コロンビア戦の決勝点となったFW大迫勇也(28)=ブレーメン=の「半端ない」ゴールから始まった。今や西野ジャパンを象徴する一言が生まれたのは高校時代の対戦相手の控室。その場にいた人たちは「『hanpanai』が世界共通語になるよう歴史を塗り替えて」とエールを送る。
9年前の全国高校選手権。大迫擁する鹿児島城西は兵庫・滝川第二に6-2で勝ち、大迫も2得点と活躍した。敗戦後の滝川第二の控室。DF中西隆裕主将は涙と笑いが交じった表情で絶叫した。「大迫半端ないって。後ろ向きのボール、めっちゃトラップするもん。そんなんできひんやん普通。言っといてや、できるんやったら」。悔し涙に暮れる仲間から大きな笑いが起きた。
「その通りやな、と思いながら聞いていた」。MFで先発出場した中西規真さん(27)は振り返る。大迫とボールを奪い合ったが「体を寄せるとかわされ、離れるとシュートされる。ずば抜けていた」。
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