山岳・水難事故多発で新レスキュー隊 大津市消防局に22年発足

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大津市消防局の新特別救助隊の発足に向け負傷者搬送の訓練をする若手消防職員たち=大津市真野2の北消防署で2021年11月11日午前11時51分、庭田学撮影
大津市消防局の新特別救助隊の発足に向け負傷者搬送の訓練をする若手消防職員たち=大津市真野2の北消防署で2021年11月11日午前11時51分、庭田学撮影

 大津市消防局は、市北部の比良山系や琵琶湖での山岳・水難事故が多数発生し救助活動が増えていることから、北消防署(同市真野2)に2022年10月、新しい特別救助隊(レスキュー隊)を発足させる。専門性が高い山岳・水難救助に対応できる隊員を育成するため、訓練が続いている。【庭田学】

 同市消防局には現在、市役所に隣接する中消防署の高度救助隊(おおつスーパーレスキュー)と、南消防署(同市光が丘町)の特別救助隊があり、この2隊が市内全域をカバーしている。市北部で救助事故が発生すると、中消防署の救助隊が到着するまで、北消防署の消防隊員が救助業務に当たる。

 大津市内の山岳事故出動件数は毎年30件超、水難事故は毎年25件前後になっている。いずれも市北部での発生が多く、過去5年の北部の救助出動のうち山岳・水難は5割以上を占める。21年は10月末までの速報値で山岳救助が28件、水難救助が19件となっている。

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