美川憲一さんが語る 大御所消えた紅白 物足りないわよ! 歌のいい時代、きっとまた
毎日新聞
2021/12/22 東京夕刊
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毎年大みそか恒例のNHK紅白歌合戦は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で人気となった歌手が名を連ねる一方で、長く出場してきたベテランが舞台を去る時代となったようだ。演歌・歌謡界の“大御所”不在、どこか味気ない気もする。26回出場で紅白を盛り上げてきた歌手、美川憲一さん(75)を直撃した。
演歌・歌謡曲の歌手は2020年は9組、今年は8組となった。今年10月、五木ひろしさん(73)が紅白不出場を宣言したニュースは大きく伝えられた。毎年のように白組のトリを務めた北島三郎さん(85)のほか、細川たかしさん(71)や森進一さん(74)、和田アキ子さん(71)ら紅白常連だった大御所たちはすでに紅白を去っている。
その大御所たちが紅白の主役だった1990年代半ばから00年代後半までの間、ぎょっとするほどゴージャスな衣装で小林幸子さん(68)と張り合う「衣装対決」が注目され、大御所に負けないステージを披露していたのが美川さんである。小林さんが派手な衣装を着ているのを見て、「対抗できるのは私しかいないと思ったのよね」。もっと楽しんでもらおうと、イリュージョニストの引田天功さんとタッグを組んで空中浮遊もやった。…
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