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停滞する前線の影響で4日、記録的な大雨に見舞われた北陸地方。1級河川の梯(かけはし)川が氾濫するなどした石川県小松市では、市内全域に警戒レベルが最高の「緊急安全確保」が発令され、住民らは不安な一日を過ごした。
消防隊が救助「本当に怖かった」
小松市内に住む蜂谷(はちや)せい子さん(53)は4日午前11時すぎ、山あいの勤務先から中学3年の娘が待つ学校を目指して乗用車を運転中、道路にあふれる濁流に巻き込まれた。「雨の勢いで外もほとんど見えなかった」。車は濁流に押し流されてガードレールや他の車にぶつかり、水の勢いで回転。窓やドアの隙間(すきま)から浸入した水は胸のあたりまで迫ってきたという。1キロ以上流されたところで他の車にぶつかってようやく止まり、消防隊に救助された。けがはなかったが、蜂谷さんは「このまま流されたら、川に落ちて死んでしまうと思った。本…
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