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小林製薬・紅麹健康被害

「紅こうじ」の成分を含む小林製薬のサプリメントを摂取した人に健康被害が相次いでいます。死者・入院事例が次々と明らかに。

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「紅こうじ」とは? 古くから食品の原料 一部にカビ毒を作る種類も

小林製薬が自主回収する紅麹コレステヘルプ=小林製薬提供
小林製薬が自主回収する紅麹コレステヘルプ=小林製薬提供

 小林製薬(本社・大阪市)の「紅こうじ」のサプリメントを摂取した人に健康被害の報告が相次いでいる。サプリに含まれ、原因の可能性が指摘されている「紅こうじ」は、どのようなものなのだろうか。

 紅こうじは、昔から中国や台湾、日本などで食品に利用されてきたこうじの一種。米などの穀物にカビの一種である紅こうじ菌を繁殖させて作る。天然の赤い着色が人気で、沖縄伝統の発酵食品「豆腐よう」や、紹興酒などの原料にもなっている。

 鹿児島大の吉崎由美子准教授(発酵食品学)によると、日本人の研究者が1970年代、紅こうじ菌から、コレステロールを下げる作用がある「モナコリンK」という成分を発見。近年は健康食品の原料としても注目されるようになった。

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