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「AIに国会答弁は無理!?」人が教え込むべき肌感覚

細川義洋・ITコンサルタント
答弁する安倍晋三首相=2018年1月29日、川田雅浩撮影
答弁する安倍晋三首相=2018年1月29日、川田雅浩撮影

 現在私が勤務している経済産業省では、2016年から17年にかけて国会答弁の作成を支援する人工知能(AI)の実証実験が行われました。結論から言うと、今回の実証実験は、必ずしも期待を満たす結果ではありませんでした。

 ただこうした話題が出てくると、いずれ自分の仕事もAIに奪われるのではないかと心配する人もいるでしょう。今のAIはまだまだ未発達の部分がありますが、確実に進歩していきます。今回は、AI時代を迎えつつある今、人間側の役立つスキルを考えます。

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ITコンサルタント

1964年、神奈川県生まれ、立教大学経済学部経済学科卒。NECソフト(現NECソリューションイノベータ)、日本IBMでシステム開発やコンサルティングを行う。著書に「なぜ、システム開発は必ずモメるのか?」「IT専門調停委員が教える モメないプロジェクト管理77の鉄則」(日本実業出版社)などがある。