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『これから「正義」の話をしよう』をイラストで理解しよう!〜イラストNo.58
『これからの「正義」の話をしよう』
ご存知「NHK白熱教室」でおなじみのマイケル・サンデル教授の本。
かなり売れたけど、覚えていない人も多いんじゃないかな。
サンデルは本書前半で「功利主義」や「リバタリアニズム」を小気味良く否定していくのだけど、サンデルが考える正義論になると途端に歯切れが悪くなる。
というか、言っていることを理解しようと思わなければ何を言っているのかが分からない。
前半の滑舌の良さはどこに(笑)
でも、よく読み込んでいくと、その滑舌の悪さは、「正義」ということの本質を示しているのだということに気づく。
つまり、「正義」なんてスパッと語れる話ではないのだ。
正義とは、結局は成熟したコミュニティの中でみんなで議論した結果として浮き出てくる「共通善」でしかない。
しっかりと考えるクセがついた人間同士が公に議論してやっと「マシなもの」にたどり着けるものなのだ。
サンデルは、正義論を敢えて抽象度高く語ることで、
「正義みたいな難易度の高いものを滑舌良く話す奴は要注意だ」
ということを身を持って示している。
それがサンデルの狙いなのだ。
・・・知らんけどね(笑)
ご存知「NHK白熱教室」でおなじみのマイケル・サンデル教授の本。
かなり売れたけど、覚えていない人も多いんじゃないかな。
サンデルは本書前半で「功利主義」や「リバタリアニズム」を小気味良く否定していくのだけど、サンデルが考える正義論になると途端に歯切れが悪くなる。
というか、言っていることを理解しようと思わなければ何を言っているのかが分からない。
前半の滑舌の良さはどこに(笑)
でも、よく読み込んでいくと、その滑舌の悪さは、「正義」ということの本質を示しているのだということに気づく。
つまり、「正義」なんてスパッと語れる話ではないのだ。
正義とは、結局は成熟したコミュニティの中でみんなで議論した結果として浮き出てくる「共通善」でしかない。
しっかりと考えるクセがついた人間同士が公に議論してやっと「マシなもの」にたどり着けるものなのだ。
サンデルは、正義論を敢えて抽象度高く語ることで、
「正義みたいな難易度の高いものを滑舌良く話す奴は要注意だ」
ということを身を持って示している。
それがサンデルの狙いなのだ。
・・・知らんけどね(笑)