「立ち寄る」と「寄る」の違いとは?分かりやすく解釈

「立ち寄る」と「寄る」の違い言葉・カタカナ語・言語

日本語にはよく似た言葉がたくさんありますが「立ち寄る」「寄る」もそんなよく似た言葉のひとつです。

普段はあまり違いや意味を意識せずに使っているふたつの言葉ですが、具体的にはどのような地がいがあるのでしょうか。

今回は、「立ち寄る」「寄る」の違いについて解説します。

「立ち寄る」とは?

「立ち寄る」とは?

「立ち寄る」とは「目的地に行く途中に本来の予定にはなかった場所を訪問する」という意味の言葉です。

一般的には「用事のついでにもともと行く予定ではなかった場所に足を運ぶこと」という意味で使われており「予定外」というニュアンスが強く含まれます。

予め予定を立てて「立ち寄る」ことがないわけではありませんが、通常はそれほど計画的ではなくふらりと足を運ぶような気まぐれさが込められた表現です。

思いつきや通りすがりなど行っても行かなくてもいい場所を訪ねるのが「立ち寄る」であり行かなくてはいけない、行く必用があるといったような「義務」「必然」で足を運ぶ場合にはふさわしくない表現です。

訪問する目的も重要なものではないことがほとんどであいさつをしたり店の様子を訪ねたりなど緊急性の低い用向きの時に用いられる言葉です。

「立ち寄る」の使い方

・市役所に行く途中に郵便局に立ち寄る。

・帰宅途中に見つけた新しいお店に立ち寄る。

・あのコンビニにはときどき警察官が立ち寄るので治安が保たれている。

・近くまで来たので知り合いの店に立ち寄ることにした。

「寄る」とは?

「寄る」とは?

「寄る」とは、「目的地に向かう途中に別の場所を訪問する」という意味の言葉です。

一般的には「目的地まで移動する途中になにか用事を果たすためにどこかを訪ねること」という意味で使われる言葉です。

あらかじめ用事やわかっておりその場所を訪問することを予定に組み込んでいる場合に使われることが多く、ある程度計画的だったり目的がはっきりしている訪問を指す表現です。

別の目的地や用事があるのに他の場所を訪ねるのが「寄る」なので最終目的地に行くことは含まれません。

道のりの途中にある場所や施設にわざわざ時間を割いて足を運ぶことを「寄る」と表現します。

もともとは「近づく」「接近する」という意味でしたが、目的地以外の場所に本来の道筋を離れて寄っていくところから「目的地以外の場所に近寄り訪ねること」という意味に転じて使われています。

「寄る」の使い方

・キャンプ場に行く途中、食料を買うためにスーパーに寄る。

・出勤前に朝食を食べるために牛丼屋に寄る。

・帰宅途中に一杯やろうと居酒屋に寄る。

・親戚の家に行く途中に手土産を買いにデパートに寄る。

「立ち寄る」と「寄る」の違い

「立ち寄る」と「寄る」の違い

「立ち寄る」「寄る」はどちらも「目的地に向かう途中に別の場所を訪ねる」という意味の言葉です。

ふたつの言葉の違いは「計画性」です。

「立ち寄る」は歩いている途中にふらりと足を運ぶような計画性のない訪問を指して使われることが多く、「寄る」 は出発前に足を運ぶことを決めていたような計画性のある訪問に対して使われます。

厳密な基準や区分はありませんが一般的には計画性がなく気軽に訪ねるのが「立ち寄る」、事前に行こうと決めておくような計画に組み込まれた訪問のが「寄る」と使い分けられています。

まとめ

まとめ

「立ち寄る」「寄る」はどちらもほとんど同じ意味の言葉ですが若干ニュアンスが異なり、そのニュアンスの違いで使い分けられています。

言葉の意味を正確に知ってふさわしい言葉を使えるようにしましょう。