辻井伸行×アシュケナージ ベルリンでの夢の競演がハイレゾ配信開始!

ベルリンのフィルハーモニーを舞台に、アシュケナージの薫陶を受ける辻井伸行が、華麗に、そして感動的にショパンの名作を歌い上げ、会場を温かい感動に包み込んだ話題の演奏「ショパン:ピアノ協奏曲第2番」、リサイタルのアンコールとして演奏する度に、CD化の要望が多く寄せられていたショパンのノクターンの名作3曲が配信開始となりました。

辻井伸行×アシュケナージ『ショパン:ピアノ協奏曲第2番、ノクターン』

AAC[320kbps]

FLAC[96.0kHz/24bit]

収録曲

ショパン Frédéric Chopin (1810-1849)

ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21
Piano Concerto No.2 in F minor, Op.21
 1 第1楽章 Maestoso 
 2 第2楽章 Larghetto 
 3 第3楽章 Allegro vivace 
  [ライヴ録音]2017年5月15日
   ベルリン、フィルハーモニー
   Live Recording at Philharmonie, Berlin, May 15, 2017
4 ノクターン 第1番 変ロ短調 作品9の1
Nocturne No.1 in B flat minor, Op.9 No.1 
5 ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9の2
Nocturne No.2 in E flat major, Op.9 No.2 
6 ノクターン 第20番 嬰ハ短調《遺作》
Nocturne No.20 in C sharp minor, Op. posth. 
  [録音]2015年11月6日&7日
   ベルリン、テルデックス・スタジオ
   Recording at Teldex Studio Berlin, November 6&7, 2015

辻井伸行(ピアノ)
ウラディーミル・アシュケナージ指揮 ベルリン・ドイツ交響楽団 1-3

 


今作メインとなっているライヴ録音が行われたベルリン・フィルハーモニーは、現代コンサートホールの頂点と言っても過言ではない会場。ベルリンの聴衆は非常に耳が肥えているはずですが、コンサート当日はそんな会場をほぼ満員にしたとの事で、ここ数年での辻井伸行の知名度の上昇、それに繋がる活動の充実ぶりが伺えます。

さらに、同時収録されたノクターンの録音を待ち望んでいたファンの方も多いのではないでしょうか。

辻井のピアノ演奏における特長のひとつとして、音の美しさがあげられる。彼はまっすぐに音と向き合い、揺るぎないタッチを通して豊かな音楽を創り上げてゆく。そんな彼の特質は、このノクターン(夜想曲)の演奏にもすぐれて発揮されている。

(道下京子「辻井伸行のノクターン」より引用)

 今作はもちろん、ハイレゾ音源でも配信されています。ベルリンでの美しい共演の記録を、ぜひ隅々までご堪能下さい。

 


Profile

辻井伸行(ピアノ)

2009年6月に米国テキサス州フォートワースで行われた第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人として初優勝して以来、国際的に活躍している。11年はカーネギーホールの招聘でリサイタル、12年はアシュケナージの指揮でロンドン・デビュー、ゲルギエフの指揮でサンクトペテルブルクにデビュー。13年にはイギリス最大の音楽祭「BBCプロムス」に出演し「歴史的成功」と称賛された。14年にはゲルギエフ指揮でミラノ・デビュー。同年ルーヴル美術館でのリサイタルは世界へインターネット中継された。15年には佐渡裕指揮でウィーン・デビュー、ゲルギエフ指揮ミュンヘン・フィルとドイツ及び日本で共演。16年はM.ザンデルリンク指揮ドレスデン・フィルとのドイツ・ツアー、ロンドンでのリサイタル・デビュー、アシュケナージ指揮でのシドニー・デビュー。17年はアシュケナージ指揮でベルリン・ドイツ響にデビュー、ユロフスキ指揮ロンドン・フィルと日本ツアー、パリのシャンゼリゼ劇場でのリサイタルが絶賛された。18年以降もV.ペトレンコ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルとの日英での共演、アシュケナージ指揮アイスランド交響楽団との共演など、注目の公演が多い。
07年よりエイベックス・クラシックスから継続的にCDを発表し、2度の日本ゴールドディスク大賞を受賞。作曲家としても注目され、映画《神様のカルテ》で第21回日本映画批評家大賞を受賞。
09年、文化庁長官表彰(国際芸術部門)。10年、第11回ホテルオークラ音楽賞及び第1回岩谷時子賞受賞。13年、第39回日本ショパン協会賞受賞。 

ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)

1937年、旧ソヴィエト連邦のゴーリキー(現在のニジニ・ノヴゴロド)生まれ。55年のショパン国際ピアノ・コンクールで第2位を獲得。翌年ブリュッセルで開催されたエリザベート王妃国際音楽コンクール、62年にはチャイコフスキー国際コンクールの首位に輝き、ピアニストとしての地位を不動のものとした。
その後、アイスランドに国籍を移し、ピアニストとしてのみならず指揮者としても世界中の主要なオーケストラとの共演を重ねる。現在はアイスランド交響楽団、シドニー交響楽団及びNHK交響楽団の桂冠指揮者、スイス・イタリアーナ管弦楽団の首席客演指揮者に就任。特に桂冠指揮者を務めるロンドンのフィルハーモニア管弦楽団との関係は深く、英国各地に加え世界中の無数のツアーで指揮台に立ち続けている。EUユース管弦楽団の音楽監督(2000-2015)、シドニー交響楽団の首席指揮者兼アーティスティック・アドバイザー(2009-2013)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、そしてNHK交響楽団の音楽監督としても活躍。首席客演指揮者を務めたクリーヴランド管弦楽団や首席指揮者兼音楽監督を務めたベルリン・ドイツ交響楽団とも深い繋がりを保ち続け、定期的に招かれている。
近年は録音が主ではあるが、並外れた演奏レパートリーを有するアシュケナージのピアノへの情熱は健在である。J.S.バッハの「フランス組曲」や「平均律クラヴィーア曲集」をリリースするなど、J.S.バッハの作品収録に取り組むほか、グラミー賞を受賞したショスタコーヴィチの「プレリュードとフーガ」、ラウタヴァーラの「ピアノ協奏曲第3番」、ベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」などの名盤をリリース。英デッカ・レコードと半世紀にわたり収録し続けてきたJ.S.バッハからショスタコーヴィチに至る膨大なレコーディングを集積した「ウラディーミル・アシュケナージ デッカ録音50周年記念ボックス」(50枚組CDボックス)や、ラフマニノフのほぼ全作品を網羅した、ラフマニノフ・コレクションがある。


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