それは床が抜ける前兆?床に起こる不具合とリフォーム方法のご紹介

部屋に置く荷物などの重量や、家の基礎・床下の腐食などによって床がダメージを受けている場合、大きくたわんで沈んでしまったり、最悪の場合は抜け落ちてしまうこともあります。 もちろんそうなれば、大規模なリフォームが必要となりますが、前兆が現れた時点で気づくことができれば、リフォームの規模やコストを抑えて、元通り快適な住まいに住み続けることができます。 今回は床が抜けてしまう原因と、その前兆。さらに万一床が抜けてしまった場合のリフォーム方法についてご紹介してまいります。


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床が抜けてしまったらどうしたらいの?


抜けてしまった、もしくは沈んでしまった床の対処法を考える前に、まずは簡単に床が抜ける原因について知っておきましょう。

こんな前兆があったら要注意

床にこんな状況が見られたらもしかすると、床や下地がダメージを受け抜けそうになっているのかもしれません。

■上を歩くと床が軋むような音を立てる
■床がブカブカと浮いたような感じになっている
■上に置いてある家具などが沈んでいる

床が抜ける原因とは?

■床材に使われている接着剤の劣化
床材として使用される合板フローリングは、複数枚の木の板を接着剤で張り合わせて作られています。この接着剤は、経年劣化すると次第に接着力を失っていきます。これは人通りの多い廊下や階段など、負荷がかかりやすい場所ほど顕著に現れ、やがて床材が剥離してしまって、負荷を支えることができなくなりたわんだり、抜けたりといった問題につながります。

■床の下地の腐食・劣化
フローリングの下には、「根太」と「大引き」という下地部分が存在しています。
これが床板を支えているのですが、「根太」と「大引き」は多くの場合木材で作られているため、床下に湿気がこもっていたり、室内から床下へ水漏れがある場合は、朽ちてしまうことがあります。

また施工時にこの「根太」と「大引き」を置く土台が水平になっていない場合、床が受ける負荷が偏ってしまい床材の劣化や軋み、さらにそこから床の抜け落ちへとつながることもあります。

■害虫による被害
床が抜ける原因として最も深刻なのが、シロアリによる食害。特に湿気がこもりやすい浴室や洗面室などの水廻りの床下は、シロアリにとって住みやすい場所となっています。発生したシロアリが、「根太」や「大引き」を食べてしまうことで、床が抜けやすくなるだけでなく、住まい全体の構造に被害が及ぶこともあります。

床は重さで抜けるの?

よく重量のある家具や物品を置くことで、床が抜けるという話を聞きますが、これは本当のことでしょうか。
建築基準法では、一般の住宅の場合1㎡あたりの耐荷重は180kg 以上とされています。
これは、冷蔵庫やグランドピアノをおいても十分に耐えられる数値。書籍でも5~600冊程度は置くことができますので、重量によって床が抜けるというのは本来あまり考えられないことなのです。ただし、天井まで届くような本棚に、本がぎっしりと詰まっていたり、鉄の大きな耐火金庫などを置いている場合などは例外。そうでない場合で、床が落ちるような前兆が見られる場合は、まず床材や床下の劣化を疑ってみましょう。

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抜けてしまった床はリフォームで綺麗に生まれ変わらせよう


では、実際に床が抜けてしまった場合、どのような補修・リフォームが必要になるのでしょうか。

抜けてしまった床のリフォーム方法

■床の張り替え
床材の劣化や破損のみが問題である場合は、割れたり落ちてしまった床材を撤去し、新たな床材に張り替えましょう。この時、一旦全ての床材を撤去して新しい床材を敷き直す場合と、既存の床材の上から新しい床材を張る、重ね張りという2つの方法が考えれられます。
重ね張りは、既存の床材を撤去する必要がないためコスト的にはやや安価となりますが、他の部屋の床と比べて段差ができてしまうなどのデメリットもあります。
床の落ちてしまった部分大きさなどの兼ね合いを考えて、適切な方法をリフォーム会社に提案してもらうようにしましょう。

■下地部分を補修・リフォームする
床下に腐食や劣化が見られる場合は、該当箇所の補修が必要となります。
腐食している部分を撤去し新たに作り替えると共に、原因となっているのが湿気や水漏れであれば併せて水漏れ箇所の補修、害虫が原因であれば薬剤散布や根太や大引きに樹脂を浸透させるなど対策をしておく必要があります。

抜けてしまった床は、リフォームでよりおしゃれに、機能的に

床が抜けてしまった場合、その場所を補修することで現状復旧が可能ですが、せっかくであればこの機会にリフォームを行うのもおすすめです。床材と共に、内装なども一新して、住まいを生まれ変わらせてみるのも良い方法です。

ナサホームマガジンの「床リフォーム」に関する特集記事はこちら

抜ける前にしっかりチェック&メンテナンスを行うことが最も大事

「床が抜ける」という状況は、床材や下地が大きく劣化してしまった場合に起こることが多いのもの。本来はそうなる前に、細かなメンテナンスを行うことが大切です。

■換気をこまめに行う
床下に換気扇を設置したり、換気口が塞がっていないかをチェックし、湿気が屋外に逃げられる道を確保しておきましょう。

■きしむ場合は隠し釘や接着剤を使ってみる
床がきしんでいる場合は、そのきしむ部分に隠し釘を打つことで隙間をなくすことができます。隠し釘自体はホームセンターなどで購入できるため、気になるようであれば購入してみましょう。

■不審な点があればリフォーム会社に相談する
床がふかふかになっていたり、上に立つとたわんでいるように感じられるという場合は、リフォーム会社に相談し、調査をお願いしましょう。床下の劣化を早期発見するためにはプロによる現場調査が何よりも重要です。

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床や土台、躯体などのリフォームにかかる費用とは?


では、床が抜けてしまった場合のリフォームを行う場合、どのくらいの費用を見ておけば良いのでしょうか。

抜けてしまった床のリフォームにかかる費用

■床の張り替え
床を張り替える場合6畳ほどの部屋であれば、10〜25万円程度。
重ね張りの場合は15〜25万円程度となります。ただし、床材のグレードによってこの費用は大きく変わってきますので、まずはリフォーム会社と相談しながら見積もりを取るようにしましょう。

■根太や大引の交換
床下部分の劣化が見られる場合は、これらを交換する必要があります。
根太や大引の交換にかかる費用は、1本あたり35,000円ほど劣化箇所が多くなればそれだけ費用が大きくなります。また根太や大引を交換する際は、床の撤去費用、廃材の処分費用、さらに床の張り替え費用も併せて必要となってきます。

ナサホームの施工事例

■幅広フローリング永大ブラックウォルナット

フローリングの貼り替えにあたり、モダンで高級感のあるイメージをご希望でしたので、幅広の永大ブラックウォルナットをご提案しました。

この施工事例の詳細はこちら

 
 
 

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まとめ

床のきしみやたわみ。軽視していると、大きな住まいの問題につながってしまうことも。
落ちてしまった床は、リフォームしなくてはなりませんが、できれば大掛かりなリフォームをする前に対処したいもの。そのためには、信頼できるリフォーム会社とつながりを持ち、住まいの不安を感じたら相談できる関係性を持っておくことが大切です。
ナサホームでは、関西一円を中心に多くのリフォーム実績を持つとともに、住まいの調査や補修なども行っております。
お困りの際はぜひお気軽にご相談ください。