内部構造、弾薬の断面写真

2013.07.19
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薬莢(やっきょう)なども含めた全体を「弾丸(ブレット)」と呼ぶ場合が多いが、「弾薬(アムニション)」または「実包(カートリッジ)」が正式名称。専門用語としての「弾丸」は、銃口から発射される部分のみを指し、砲弾と違って爆薬は内蔵していない。

Photograph by Sabine Pearlman
 銃の引き金を引くと、まず撃鉄が解放され、撃針が実包(じっぽう)の後ろを叩く。すると火薬が点火し、弾丸が発射される。 薬莢(やっきょう)なども含めた全体を「弾丸(ブレット)」と呼ぶ場合が多いが、「弾薬(アムニション)」または「実包(カートリッジ)」が正式名称。専門用語としての「弾丸」は、銃口から発射される部分のみを指し、砲弾と違って爆薬は内蔵していない。

 ザビーネ・パールマン(Sabine Pearlman)氏が撮影した実包は、弾丸の種類に応じて形状がまったく異なる。小さな球、小型の矢(防弾チョッキを貫通する)、バックショット(鹿撃ち弾)など、様々な種類があったという。発射薬(火薬)は弾丸の下部にあり、すべてが薬莢に収まっている。

 実包の底には「雷管(プライマー)」がある。撃針の衝撃で発火し発射薬が燃焼、そのエネルギーで弾丸が発射される。

Photograph by Sabine Pearlman

文=Melody Kramer

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