ベビーカレンダーは11月1日、2022年に生まれた子ども10万7,289名を対象に調査した「2022年赤ちゃんの名前ランキング」を発表した。今回は、2023年4月生まれの子ども8,208名を対象に調査した「4月生まれベビーの名づけトレンド」を発表した。

4月生まれの女の子の名前では、春の訪れとともに桜や花を連想させる名前が人気。特に、桜をイメージさせる「サクラネーム」が大人気となった。

4月生まれの女の子の名前で首位に躍り出たのは、「美桜(主なよみ:みお)」。2月は90位だったが、3月に9位へ大きくランクアップし、4月は1位に。 さらに、5位「咲良(主なよみ:さくら)」、11位「桜(主なよみ:さくら)」、13位「さくら」、20位「未桜(主なよみ:みお)」、28位「凛桜(主なよみ:りお)」、38位「凪桜(主なよみ:なぎさ)」、46位「桜音(主なよみ:おと)」、46位「莉桜(主なよみ:りお)」と、TOP50位以内に「サクラネーム」が9つもランクインしている。

また、花にまつわる「フラワーネーム」も4月は人気急上昇。春にぴったりの名前として注目されている。例えば、菜の花を連想させる「菜」を用いた「陽菜(主なよみ:はるな、ひな)」は、3月27位から4月は3位へとランクアップ。さらに、梅雨から夏にかけて美しい花を咲かせる「葵」を用いた「紬葵(主なよみ:つむぎ)」も、3月90位から4月は15位へと大きくランクアップした。

4月生まれの男の子の名前では、春の陽気に合わせて、温かみのある名前が人気を集めた。特に、陽気や暖かさを感じさせる名前が目立っている。

首位に輝いたのは「陽翔(主なよみ:はると、ひなと、ひなた)」。3月の5位からランクアップ。2022年9月から、なんと7カ月ぶりの首位返り咲き。また、「暖(主なよみ:だん)」も3月3位から1ランクアップし、2位に。これらの名前は、春の暖かさを感じさせる響きが特徴。

さらに、4月は男女の性別を感じさせない「ジェンダーレスネーム」が増加。「蒼(主なよみ:あお、あおい)」は3月16位から、4月は6位に。「樹(主なよみ:いつき、たつき)」が3月33位から4月は12位へ、「晴(主なよみ:はる)」が3月42位から4月は18位へとランクアップしている。

4月生まれの女の子の名前の漢字ランキングTOP3は、1位「桜」、2位「菜」、3位「花」。4月には桜が見頃を迎えることから、例年春生まれに「桜」が大人気。3月10位から4月は首位へと大きくランクアップし、4月生まれの女の子に最も多く用いられていた。他にも、菜の花を連想させる「菜」や「花」、美しく花が咲く様子をイメージする「咲」など花にまつわる漢字がTOP10にランクインしている。

次に、4月生まれの女の子の名前のよみランキングTOP3は、1位「つむぎ」、2位「みお」、3位「えま」。4月に人気の「サクラネーム」でもある「みお(美桜・未桜)」や「さくら(咲良)」、春を連想させる「こはる(小春)」など季節感のある名前に人気が集まった。春の訪れとともに、美しい桜を連想させる名前が女の子に特に好まれているようだ。

4月生まれの男の子の名前の漢字ランキングTOP3は、1位「翔」、2位「陽」、3位「斗」でした。特筆すべきは、3月の65位から4月は17位へと大きくランクアップした春の象徴でもある「桜」。「桜」を用いた名前では、「一桜(いお)」、「桜都(おと)」、「碧桜(あお)」などがTOP100にランクインした。

4月生まれの男の子の名前のよみランキングTOP3は、1位「はると」、2位「はるき」、3位「ゆいと」という結果となった。2020年から3年連続漢字ランキング首位を獲得している「はると」は、通年人気の名前ですが、特に春生まれの男の子に多く名づけられる「はるネーム」。「はると」と名づけられた男の子は、3月は94名だったが4月は108名へと、14名も増加していた。

また、2位には「はるき」、7位には「はる」がランクインし、3月同様、よみランキングTOP10に3つの「はる」をよみに使った名前がランクインしていた。春らしい季節感を感じる名前が人気を集めている。