女優の石野真子（５０）が１５日、東京・銀座シネパトスでトークイベントに出席した。

　劇場の「７０年代アイドル映画大全　ＶＯＬ．ＩＩ　アイドル映画で春ラ！ラ！ラ！」のラインナップとして、７８年公開の石野の主演映画「九月の空」（〜１７日）を上映。

　人気アイドルだった当時は、多忙のため作品を見る時間がなかったという。３日前に初めて作品を観賞。「感激いたしました。ＤＶＤ化もされていないので、先日映画を見ることができて、すごくいい作品に出させていただいたなと」と歳月を経て、改めて出演を喜んだ。
　
　劇中では、キスシーンにも挑戦した。「やっぱり特別な思いがあったりして。ドキドキしたりして。淡い感じですね。かわいかったですね〜」としみじみ。

　往年のファンが集まる客席を見つめ、東日本大震災の被災地へ思いをはせた。「今はちょっとつらい、悲しい時期ですけど、私たちは泣いていちゃいけないと思っていて。泣いている人を元気づけられたらいいなと思っていて」と語り、「映画だったり音楽だったり、心が揺れるものに私も携われていることが幸せだし、後方支援という形で（被災された方たちを）心から応援したいと思います」と呼びかけた。