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アジアで活躍下川みくに。活動広げるツール

2011年5月18日 16:27
アジアで活躍下川みくに。活動広げるツール

 歌手でタレントの下川みくに(31)が18日、都内で行われた日本語入力システム「Baidu IME」の新バージョン発表会に出席した。

 今年4月に歌手の玉置成実(22)とのコラボライブを香港と広州で開催したばかり。同入力システムなどを展開する中国検索サービス大手「バイドゥ株式会社」が中国での下川の活動をサポートしている関係で、発表会のスペシャルゲストとして白羽の矢が立った。

 「海外は未知の世界でした」という下川が、初めて日本を飛び出したのが07年12月。「マネジャーの知人が、アジアでイベントを企画している方で、その人から『たくさんの現地の人が(下川の歌を)知っているんだよ』ということを知らされて…。それで、台湾でライブをやらないかというお話をいただいたのがきっかけです」と語った。

 その後も幾度となく中国語圏へ足を運んだが、そのたびに現地のファンが温かく迎え入れてくれた。中国語は話せないが、「ファンのみなさんも日本語がすごく上手で、私の曲を、歌詞カードを見ているわけでもないのに日本語で歌ってくれる。すごくうれしかったです。MC(曲間トーク)も日本語でするんですけど、“コール&レスポンス”もすごくスムーズなんです」と報告した。

 4月の広州ライブでは、東日本大震災の被災者を支援するために、「友」もしくは「結」という漢字がプリントされたチャリティーTシャツを販売。「みんながそのTシャツを着てくれて、胸が熱くなりました。ライブ後の握手会でも『日本、頑張れ』『僕たちが今できることを一生懸命やります』って言ってくださって…。会いに行って良かったですね」とアジアにも支援の輪が広がっていることを肌で感じた様子だった。

 ファンとの交流をもっと深めるため、中国語の必要性も実感している。記者発表会で、日本語で入力すると中国語に変換される「Baidu IME」のサービスを体験し、「すご〜い。(変換が)速い。私にとって活動の幅を広げてくれる大切なツールになりそう」と目を輝かせていた。