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盛山文科相への不信任案、否決の見通し 衆院本会議

2024年2月20日 11:55
盛山文科相への不信任案、否決の見通し 衆院本会議

いわゆる統一教会との関係をめぐり、野党が提出した盛山文科相への不信任決議案は20日午後、衆議院本会議で与党などの反対多数で否決される見通しです。国会から中継です。

立憲民主党は、岸田政権への強まる逆風を踏まえ、盛山文科相への不信任案の提出、そして政倫審の開催と攻勢を強めていく考えです。

立憲民主党 安住国対委員長
「恥ずべき行動はしていないと昨日おっしゃっていましたけど、私から見るとやっぱりこれは恥ずべき行為だったんじゃないかなと。黒白はしっかりつけていきたいということで不信任(案)を出しました」

立憲民主党の安住国対委員長は、このタイミングで提出した理由について、22日からいわゆる統一教会の裁判=審問が始まるためと説明しました。

不信任案は20日午後の本会議で採決され、与党などの反対多数で否決される見通しです。野党では、日本維新の会が反対に回る姿勢です。

現役閣僚のひとりは「立憲は盛山大臣の問題を長引かせず、政治とカネの問題に集中しようとしている」と分析しています。

次の焦点は政倫審へと移りますが、20日午後、新たな動きがあります。自民党は党の聞き取り調査の対象となった51人について、出席する意向があるか確認を行っていて、20日夕方にも結果を野党側に伝える考えです。

ただ、伝える中身について、ある政権幹部は「51人の意向を確認し伝えたら、野党に追及材料を与えるだけ。伝えるのは受ける人数だけで十分」と指摘するなど調整が続いていて、中身次第では野党のさらなる反発を招く可能性もあります。