こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー（公認心理師）の竹内成彦です。

今日は、「性格を直す方法」についてお話したいと思います。

性格を直す方法は、旅行に行くのと似ています。
「旅行に行こう。じゃあ、どこへ行こうか？」ということです。
性格を直す方法で言えば、
「性格を直そう。じゃあ、どう直そうか？ どんな性格にしようか？」ということです。

続いて、
旅行に行く場合は、幸い、自分が今どこにいるか？ わかっている場合がほとんどです。たとえば、東京ディズニーランドへ行こうとしている人がいたとして、「自分が今、北海道にいるのか、九州にいるのか？ わからない」と仰る人は、まずいないと思います。

旅行に行く場合は、当たり前ですが、今自分がどこにいるのか？ ということは、非常に貴重な情報です。これは当たり前すぎて、多くの人が、気付いていない点です。もしも自分が、北海道にいるのか九州にいるのか？ わからなかったら、東京ディズニーランドへ行こうとしても、北へ行ったらいいのか、南へ行ったらいいのか？ さえわからない…ということになります。

性格を直す場合も同じです。
まず自分が、今どんな性格を持っているのか？ 知っておくことは非常に重要です。
自分が敏感なのか、鈍感なのか？ もわからなかったら、性格の変えようがありません。

ですから、
性格を変えたかったら、まずは、自分の性格を正しく知ることです。
自分の先天的性格はこうで、自分の後天的性格はこうだ、ということを知ることです。
じゃないと、一生変わることのない先天的性格（生まれつき性格）を変えようと、無駄な努力をし続けてしまいます。

続いて、
どのような性格にしようか？ ということも大切です。

自分の生まれつき性格から鑑みて、自分の目指すべき性格になって、本当に自分は幸せになれるのか？ 自分の周囲の人は幸せになれるのか？ それを考えることが大切です。
たとえば、生まれつき目立ちたがり屋の人が、目立たない性格を目指していったら、人生がどんどんつまらなくなってしまいます。

ここからは私の話です。

私は、小学生の終わり頃、ひどいイジメに遭いました。
「もう死ぬしかないな」と思いました。幸か不幸か、死にはしなかった私ですが、その頃、今の死生観を強く持ちます。死生観については、また機会がございましたらお話させて下さい。

イジメの原因はいろいろあったのですが、私の場合、
私の性格が悪かった…というのも、私がイジメを受けた原因のひとつかと思います。

私は、小学校から中学校にかけて、性格を直すより他ないな…と強く思うようになりました。日記をつけ始めたのもこの頃からで、今もつけています。もう50年以上書き続けています。
肉体改造に取り組み始めたのもこの頃からです。運動嫌いな私ですが、身体は50年近く、今もずっと、サボりながら鍛えています。私は、「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉を信じ、愚直に実践していったのですね。

20代の終わり頃、自分の子どもを持って、さらに自分と対峙せざるを得なくなりました。子どもは凄いですね。子どもには自分の素が出ます。子育てには、ごまかしやテクニックが効きません。全身全霊でぶつかってくる子どもには、こちらも全身全霊でぶつかるより他ありません。

というわけで、30歳を過ぎて、さらにますます自分の性格を改善しようと思いました。
そんな時に出会ったのが、生まれつき性格を知るエニアグラムです。

エニアグラムを勉強するようになって、自分が随分遠回りしていることに気がつきました。性格には、変えられる部分と変えられない部分があって、変えられない部分に関しては、受け容れるより他ないことを知りました。今、わたしはエニアグラムを進化させたキャラ診断をやって、多くの方に、その人の生まれつき性格を教え伝えています。

ちなみに私は、
今も性格改善の真っ最中です。「これでいい！」ってことはないです。

では、今日のまとめです。

性格改善、性格を直す方法、性格変えるコツは、下記の通りです。
１．自分の性格を正確に把握することです。特に、変えられない生まれつき性格がどうで、変えられる後天的性格がどうであるか？　とことん知ることです。
２．自分の目指すべき性格、幸せになる性格を知り、性格の改善方向を知ることです。
３．性格をより良く変えていくよう、継続的な努力を効率よくすることです。

というわけで、今日は以上です。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

　　　　　　この記事を書いた人は、心理カウンセラー（公認心理師）の竹内成彦です。