男性の遺体を青森県七戸町の私有地に埋めたとして、会社役員の男らが死体遺棄の疑いで逮捕されました。

青森県警察本部 小田桐勝行刑事部長
「七戸町における男性殺人・死体遺棄事件捜査本部を設置しました」

逮捕されたのは、七戸町森ノ上の会社経営者・十枝内伸一郎容疑者と、七戸町森ヶ沢の会社員・竹内洋容疑者です。

2人は、2024年2月上旬、七戸町家ノ下地内の私有地の地中に、当時トラック運転手だった谷名幸児さん(54)の遺体が入った、プラスチック製の容器を埋めた死体遺棄の疑いが持たれています。

倉島彩能記者
「私の後ろに見える規制線が張られた場所で遺体が見つかったということです。付近の人によりますと、今月1日の朝、警察が重機を使って現場を掘り起こしていたということです」

現場付近の住民は
「この下が沢になっている。そこを崩して遺体を見つけたみたい」

谷名さんは、十枝内容疑者が経営する会社の従業員で、2024年1月ごろから行方不明となっていました。

この事件を巡って警察は、1月に谷名さんに暴行を加えて車で連れ去ったとして十枝内容疑者ら4人を逮捕・起訴しています。

死体遺棄について、十枝内容疑者らは容疑をおおむね認めているということです。

警察は谷名さんが殺害された可能性があるとして、捜査本部を設置して、さらに捜査を進めています。