【すぐわかる日本の概要】日本の季節（四季の特徴）

ここでは、日本の季節として、四季の特徴を記載しています。

四季

日本には、春・夏・秋・冬の「四季」があります。

日本の国土は、南北に3500キロメートル以上に渡る地形のため、地域によって様々な気候があります。北の地域は亜寒帯気候、南の地域は亜熱帯の気候ですが、ほとんどの地域で季節の移り変わりを感じることのできる四季があります。

また、日本海側と太平洋側の地域でも大きく気候が異なります。
日本外側と太平洋側の地域の境目にある山々によって、冬は北西の冷たい風を遮られ、日本海沿岸地域に雪が降り、太平洋沿岸には乾いた冷たい空気だけが流れ込みます。夏には、南東の風が太平洋岸地域を暑くて湿った気候にします。

気象庁の定義では、四季は以下の期間とされてます。
・春 (3月～5月)
・夏 (6月～8月)
・秋 (9月～11月)
・冬 (12月～2月)

それでは、四季毎の特徴について説明します。

春

寒さが和らぎ、徐々に暖かくなり、過ごしやすい季節です。

日本の春を象徴する行事は、桜のお花見です。3月後半から南日本から順に桜の花が咲き始め、各地で桜を見ながら食事をしたり、お酒を飲むなどするお花見が行われます。

夏

6月の終わりから7月半ばまで梅雨の時期を迎え、多くの雨が降ります。
梅雨が明けると、気温が上がり日差しも強くなり、本格的な暑さが続きます。

日本の夏は、日差しの強さや気温だけでなく、湿度も高いのが特徴です。
また、この季節には台風も多く、安全な行動を心掛ける必要があります。

日本の夏の風物詩といえば、夏祭りと花火大会です。7月から8月にかけて日本各地で夏祭りや花火大会が行われます。浴衣を着て参加する人も大勢います。
また、海水浴も盛んに行われ、各地の海水浴場は大勢の人で賑わいます。

秋

暑さが和らぎ、湿度も下がり、過ごしやすい季節です。空気はやや乾燥しています。

秋は紅葉の季節です。11月頃から徐々に木々の葉が赤や黄に染まり始め、各地で美しい紅葉を楽しむことができます。また、秋は「○○の秋」と名付けられた様々なイベントが行われます。「食欲の秋」「芸術の秋」「スポーツの秋」など多岐にわたります。

冬

秋からさらに気温が下がり、寒さを感じるようになります。12月には本格的に寒さが厳しくなり、1月から3月初めにかけては氷点下になることもあります。北海道・東北・北陸地方では積雪が見られます。

冬には年末年始があり、12月31日の大晦日から新年を迎えた正月の間に、おせち料理を食べたり、初詣に行くなど、日本古来からの新年を祝う行事が多く行われます。
北国や日本海側など積雪が多い地域では、スキーやスノーボードなどのレジャースポーツを楽しむことができるのも特徴の１つです。

日本各地の気温と降水量（2019年）

東京

2019年の年間平均気温は「16.5℃」、総降水量は「1874.0mm」

北海道（札幌）

2019年の年間平均気温は「9.8℃」、総降水量は「814.0mm」

沖縄（那覇）

2019年の年間平均気温は「23.9℃」、総降水量は「2637.5mm」

[参考]
国土交通省 気象庁 気象データより(https://www.jma.go.jp/jma/index.html)